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テーマ:日々自然観察(9867)
カテゴリ:昆虫(芋虫、毛虫)
ぶら下がっているところを写真に撮ろうと思ったが、風が少し強く、左右前後に40cm以上も揺れるので、100mmマクロでは容易に撮影できない。そうこうしている内に、毛虫君、糸を手繰ってイロハモミジの枝先に余すところ30cmまで迫ってしまった。これでは写真が撮れないので、棒を持って来てもう一回糸を吐くように一寸チョッカイを出したら、糸が切れて下の草の上に落ちてしまった。 一般に毛虫や芋虫は直射日光が嫌いらしく、陽の当たる草の葉に落ちた毛虫君、必死で逃げようとする。こちとらはそれを追いかけて写真を撮る。
次は真横から撮ろうとしたが、地面に近すぎて撮れない。そこで、直ぐ横にある自然に生えてきたフリージアの葉に載せて撮ることにした。どちらが頭か分かり難いが、左が頭である。
次に正面から顔を撮る。知らない間に絞りがF8になっていて、私としては珍しいボケの綺麗な写真が撮れた。頭の「ハ」の字がよく見える。これが、この毛虫君の「商標」。
オマケにもう1枚正面から。これは毛虫君が葉の先端に達して行き場が無くなり、これからどうしようかと迷っているところである。
マイマイガはドクガ科に属す。しかし、毛虫に毒針毛はない。ドクガ科(Lymantriidae)とは言うものの、この毛虫君(マイマイガ:Lymantria dispar)の属すLymantria属が模式属なのだから、本来はマイマイガ科と言うべきところである。この毛虫君、毒はないが、ドクガ科の代表なのである。 今日紹介したのは、まだ3齢幼虫位で、長さ約3cmと可愛らしい大きさ。終齢幼虫になると6cm近くに生長し、横幅もずっと拡がって相当な貫禄が出る。クリの木に張り付いているのが一匹いるので、その内紹介するかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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