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テーマ:日々自然観察(9868)
カテゴリ:昆虫(キジラミ)
このキジラミ、種類はよく分からない。普通のキジラミ、例えば先日のトベラキジラミなどとは異なり、体長に比し随分と翅が長く、また、動作は機敏。クストガリキジラミかも知れないが、情報不足で判断できない。
しかし、一体何をやっていたのだろうか? 求愛の踊りとしか思えないが、周りに求愛の相手なぞ見えず、居たのはこのキジラミ1匹だけである。実際には居たが見えなかったと言う可能性も否定できないが、キジラミは普通は集団的な生活をするから、求愛行動など不要に思える。或いは、単独生活をするキジラミなのだろうか。 この写真を撮ってから数日後、また、同じ所で同じ種類のキジラミが同じ行動をとっていた。この時は、近づいただけで逃げられてしまったが、これでこの奇妙な行動が、この種類のキジラミにとって決して異常なものではないことが分かった、と言って良いだろう。 「踊り」をしていたのは、よく陽の当たる場所である。こう言うところで体を周期的に振れば、周囲に一定周期で反射光を送ることになる。やはり、同類に向けての何らかの信号と考えるのが普通だろう。 世の中、不思議な行動をとる虫が居るものである。もし読者諸賢の中に、キジラミのこの様な行動に付いて何らか情報をお持ちの方あらば、是非御教示を賜りたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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はじめまして
あまりに鮮明な画像に、これまでの画像を拝見させていただきました。100ミリのマクロレンズで撮影されているご様子。私も一眼レフで撮影していましたが、老眼が進んでからは、目が疲れるため使わなくなりました。でもこれを拝見し、マクロレンズを購入しようかとあらためて考えはじめました。昆虫の細部がはっきりと写れば同定も可能ですね。手振れを起こさないで撮れているのに感服です。 昆虫の行動は不可解なことが多いですね。先日、ナミテントウの蛹が上下動を繰り返しているのに遭遇し、何をしているのかわかりませんでした。 (2007.06.10 17:16:28)
ヤスフロンティアさんへ
----- お褒めの言葉を賜り恐縮です。私もかなり老眼が酷いのですが、視度調節をすれば一眼レフでも特に疲れるようなことはないと思います。最近はルーペ代わりにマクロレンズを使っている位です。ただ、100mmは焦点深度が浅く、等倍時はF16で2~3mm程度の深度しかありません。テントウムシの様な背の高い虫の背と脚を深度内に入れるのはかなり大変です。50mmでも買おうかと思っている所です。 (2007.06.11 09:17:11)
アーチャーンさん
すぐに100ミリマクロAFを探しましたが、ニコンでは販売していませんでした。手近にあった60ミリマクロで等倍の撮影を試してみましたが、確かに被写界深度が浅いですね。絞り込めばフラッシュ撮影が必須になりますが、カメラ内臓のフラッシュではケラレが生じて使い物になりませんでした。外付けフラッシュで対応するか、ニコンに100ミリマクロが出るのを待つか、思案のしどころです。等倍撮影を試しまして、改めてアーチャンさんの撮影技量に脱帽しました。 近眼から進んだ老眼なので、視度調節して撮影したのですが、少し左右の視力が違ってなかなか元に戻りません。それでもこの写真の鮮明さは魅力です。 (2007.06.11 10:45:50)
アーチャーンさん
訂正いたします。ニコンにも105ミリマクロVRがありました。ついでにこれも絞り込んで等倍撮影を試してみました。これは内臓フラッシュでもケラレは発生せず通常に撮影できました。しかし、かなり慎重に撮ったつもりですが、VR(手振れ補正)つきでしたが、私では微妙に手振れが生じていました。うす曇の室内撮影でしたが、手持ち撮影はかなり難しいですね。 (2007.06.11 11:12:58)
ヤスフロンティアさんへ
>手持ち撮影はかなり難しいですね。 ----- 特に技術などありません。ヘタな鉄砲何とやら、と言うヤツです。デジタルでなければ今頃破産です。 1cm位のものならば、等倍より倍率を小さくして部分拡大した方が、かえって深度が深くなり良い結果が得られる様です。 (2007.06.11 12:43:14) |