|
テーマ:日々自然観察(9833)
カテゴリ:昆虫(テントウムシ)
コマユバチの繭の上にテントウムシ(ナミテントウ)がのし掛かっている。始めはテントウムシがコマユバチの繭を食べているのかと思ったが、どうも違う。
マクロレンズで覗いてみると、テントウムシの口は繭の上からずれたところにあり、繭に接触しているのは腹部である。これでは食べることは出来ない。テントウムシは生きてはいるが、不思議なことに、腹部が繭にくっ付いていて離れないらしい。暫く観察していると、テントウムシは明らかに繭の上から降りたがっているにも拘わらず、降りられない状態にあることが分かった。
そこで、手で一寸助けてやって、何とか繭から放したが、テントウムシは丸で元気がない。
コナラの木を探してみたら、全く同じものをもう1組見付けた。どうやら、繭とテントウムシの間には何か必然的な関係があるらしい。と言うことは、これはヒョッとして、テントウムシに寄生するコマユバチの繭ではないのか?
早速Internetで調べてみると、テントウムシヤドリコマユバチとかテントウハラボソコマユバチ等と言うのがいて、写真と同じ風に生きているテントウムシの下側に繭を作ると言う。正確な種類は分からないが、その仲間であることは間違いないだろう。 2つの繭をシャーレの中に入れて、コマユバチの羽化を待つことにした。 <続きはこちら> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[昆虫(テントウムシ)] カテゴリの最新記事
|