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テーマ:日々自然観察(9834)
カテゴリ:昆虫(カマキリ)
次の日の朝、カマキリが居ないかデュランタを調べてみたが見つからなかった。しかし、餌になる虫は沢山来ているし、此処から居なくなることはないだろう。 そう思っていたら、その日の午後、カマキリがオオスカシバを捕まえているのを見付けた。両方の翅をシッカリ押さえている。
頭の部分はもう既に無い。オオスカシバは絶命しているらしく、全く動かない。カマキリは顔中鱗粉毛だらけになって、ムシャムシャと御食事中。
オオスカシバは、我が家の三大害虫の一つである。それを捕食するとは、このカマキリ、中々気が利いている。餌の多いところに連れてきて貰った恩返しのつもりか? カメラを近づけると、時折此方を向いて睨む。実際は、新たな餌がやって来たと思っているのかも知れない。
ハラビロカマキリの捕食行動は昨年も掲載した。その時の餌は、外骨格の固いハラナガツチバチであった。体長25mm位の雄であったが、殻が固くて食べるのにほぼ2時間を要した。 今回は柔らかい蛾である。どの程度の時間で食べ尽くすのだろうか。
1時間程経ってから見に行くと、もう尾端を残すだけであった。頭の部分を食べるのにどの位時間がかかったか分からないが、胸部腹部との比率から判断して10分もかかっていないであろう。そうだとすると、全体を食べるのにほぼ1時間20分かかったことになる。量としてはオオスカシバの方が、先のハラナガツチバチの2倍以上はある。やはり、外骨格が固いと食べるのにずっと時間がかかることが分かる。 3日後、デュランタの株は台風で揉みに揉まれ、通過後の強風も含めて鉢ごと倒伏すること数回に及んだ。2日程して風が止んだとき、もうハラビロカマキリの姿は何処にも見当たらなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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