先日コナラの葉裏を調べていたら、赤っぽい色をした「アリ」が居た。昔はムネアカオオアリ等も居たので、その仲間かとも思って一応写真に撮っておいた。
ところが、後で画像をコムピュータに移して見てみると、何と、アリグモの雌、まんまと騙されてしまった。
アリグモの雌.背側から見るとアリに実によく似ている(2007/11/08)
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アリグモの雄は既に紹介済みだが、雄は大顎が非常に大きいので、少し近づけばアリグモであることが容易に分かる。しかし、雌は背側から見た場合、余り大顎が目立たないので、騙されやすい。
このアリグモは背より高い所に居て、しかも、数枚撮ったところでもっと高いところに行ってしまったから、背側からしか見ることが出来なかったのである。
別個体と思われるアリグモの雌.左第1脚が欠けている(2007/11/09)
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次の日、同じ木にまたアリグモの雌が居るのを見付けた。一寸変な格好をしている。良く見てみると、左の第1脚が欠けている。前日に撮った個体と同じかも知れないが、腹部の模様を見ると、どうも別個体の様である。
正面から見たアリグモの雌.ハエトリグモの顔をしている(2007/11/09)
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この個体は低い所に居たので、正面からも撮ることが出来た。正面から見れば、やはりハエトリグモの顔をしている。