今日で16日、1月も真ん中に達した。そろそろ昨年の写真を出しても良いと思うが、どうせ時を遡るなら、一気に37年半遡って、昭和45年夏に撮った昆虫の写真を紹介しよう。
最近、昔撮った数100本分の写真の整理をしている。殆どは白黒だが、リバーサルが1本だけある。北海道を旅行したときに撮ったもので、北海道で撮り切ったと思っていたのだが、一寸中を見てみたらその最後の4枚に昆虫が写っていた。
何処で撮ったものか記録がないが、ゴイシシジミが写っているので、多分昔の我が家であろう。だから、この虫達も「我が家の庭の生き物たち」である。
シジミチョウが3枚、ハチが1枚ある。しかし、何れも縦に青いスジを生じていて、此処に掲載したヤマトシジミ以外は一寸使い物にならない。保存状態は、最近は良いのだが、37年の間には劣悪な時期もあった。しかし、他の写真を見ると変色は思ったほど酷くない様である。なお、下の写真は彩度をごく少し上げてある。
37年半前に撮ったヤマトシジミ(1970年夏)
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この写真は恐らくペンタックスSL(SPから露出計を取り除いたもの)にベローズとベローズタクマー100mmを付け、補助光にP5(ストロボ)を焚いて撮ったものであろう。当時は全て手動なので、ストロボの距離や接写に伴う露出倍数(この程度の接写ならば不要)を計算して撮らなくてはならない。また、ベローズはオートでないから、焦点を合わせたら手動で絞りを回さないといけない。それから思うと今のマクロ撮影なんぞ、殆ど問題にならないくらい楽チンなものである。
白黒の方にも、大雪山で撮ったウスバキチョウ等の写真があるはずである。出て来たら、番外として紹介しよう。