本日の表題は、本当は「雨の日のチビカマ」とでもしたいところである。しかし、このWeblogでは表題を動植物の種名かそれに準ずるものと決めているので、何とも味気ない表題になってしまった。
以前紹介した、カサブランカ(ユリ)のテッペンに居たハラビロカマキリの幼虫は、その後何処かへ移動したらしく暫く姿を見せなかったが、数日前に戻って来て、また、カサブランカの高い所に陣取って居る。尤も、別の個体の可能性もあるが・・・。
このカサブランカ、軒下に置いてあるベランダの椅子から約3mの所にあり、椅子に座ればチビカマもよく見える。昨日はかなりの雨が降った。雨の降る中時々一服しに行くのだが、チビカマは雨の降る間、カサブランカの葉の下で微動だにせず同じ姿勢で身構えていた。
この「ジッと我慢の子」を一寸写真に撮ってやろうかと言う気にもなるが、雨の降る中でデジタルカメラの操作をするのは些かキツイ。そこで、今日の朝、雨の止んだ直後にこのチビカマを撮ってやった。
雨で水滴だらけになったカサブランカの葉の下でジッと身構える
ハラビロカマキリの2齢幼虫(2008/06/30)
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以前よりかなり大きく逞しくなっている。孵化後1ヶ月と少し、2齢になってから20日近く経っているのだから、当然であろう。
チビカマにもう少し近づいてみる(2008/06/30)
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しかし、更に近づいて大きく撮ってやろうとしたら、チビカマ、ストロボの光に驚いたのか、隣の葉っぱに逃げてしまっていた。まだ小さいうちは、臆病な方が生き延びるに都合が良いに違いない。
ストロボの光に驚いて逃げ出したチビカマ(2008/06/30)
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今日の写真は雨雫も入れる様に撮ったので、チビカマが余り大きく写っていない。チビカマ役者としては不本意であろう。其処でもう1枚、縦長のポートレートを載せてやることにした。
ポーズを取る?チビカマ役者(2008/06/30)
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しかしこのチビカマ、カサブランカの上で一体何を捕まえて食べているのか? ユリのテッペンに、余り虫は来ていない様に見えるのだが。まァ、それでも大きくなっているのだから、屹度、何かを捕まえて食べているに違いない。人間が心配しなくても、チャンと自活出来る様、自然の仕組みは出来ている筈である。