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テーマ:日々自然観察(10006)
カテゴリ:昆虫(カメムシ)
カメムシの卵や幼虫に関しては「図説 カメムシの卵と幼虫」と言う書籍があり、カメムシ上科に属すかなり多くの幼虫の正体を知ることが出来るのだが、ヘリカメムシ科、カスミカメムシ科、サシガメ科、ハナカメムシ科その他に付いては触れられていない。だから、この幼虫が何齢なのか正確には分からないのだが、体長僅か2.5mm、大きさから判断して2齢であろう。
ハリカメムシの幼虫は成虫よりもずっと特徴的な格好をしている。終齢幼虫も中々厳ついが(何れ掲載の予定だが、その前に見たい方はこちら)、この2齢幼虫の方がもっと凸凹が多く、形の面白さという点では、終齢を凌駕している。
先ず、触角の形が奇妙キテレツである。この軍配の様な構造は終齢幼虫になっても変わらない。何故、こんな格好をしているのか、何か特別な機能があるのか・・・、まァ、虫に訊いてみなければ分からないだろう。
お尻にある棘もスゴイ。側方に3対、背側の腹背盤(臭線盤とも言う、幼虫はこれの両端から匂いを出す)からも2対棘が出ている。更に頭部に1対、胸部にも1対の棘がある。そのまま食べたら、棘が刺さってかなり痛そうである。 お尻をカマキリの若齢幼虫の様に反り返らせているところが中々可愛いが、これも「寄らば刺すぞ!!」との意思表示なのかも知れない。 終齢幼虫の腹部にも棘はあるが、これと較べればずっと温和しい。なお、ヘリカメムシ科の若齢幼虫には、これ程見事ではないが、棘のあるお尻を反り返らせる種類が多い。
この幼虫が付いているのはタデ(種は調べていない。高さ30cm程の小型のタデ)の花である。タデという植物は、花弁が散りも萎れもしない間に種子が出来てしまうらしいので、多分、タデの子実が目当てなのであろう。昨年紹介したツヤマルシラホシカメムシもこのタデに来ていた。今年も来ているところをみると、やはりタデが好物らしい。 このWeblogを始めてから、庭に来る虫を1種類でも多くする為に除草を止めてしまった。庭仕事をサボる良い口実が出来た訳だが、御蔭でハリカメムシもツヤマルシラホシカメムシもやって来た。草取りをサボった成果と言える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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