我が家の庭の生き物たち (都内の小さな庭で)

2008/11/03(月)21:41

サトクダマキモドキの幼虫(その2:2齢)

昆虫(バッタ、コオロギ、キリギリス)(15)

 先日、我が家で育った可能性の高いサトクダマキモドキの雄を紹介した。そのずっと前、今年の晩春にサトクダマキモドキの初齢幼虫を掲載したが、幼虫のその後は未掲載の儘であった。勿論、写真は撮ってあるのだが、7月の上旬に姿を見せなくなってから、また何時か現れるだろうと思っている間に、掲載の機会を失ってしまったのである。しかし、それらの幼虫の中の1頭が、先日のサトクダマキモドキに成長したのであれば、その間の写真も紹介すべきであろう。  と言う訳で、今日は今年の春から初夏にかけて撮ったサトクダマキモドキの幼虫のその後を掲載することにした。なお、写真が多いので、2回に分けることにする。 雨に濡れるサトクダマキモドキの初齢幼虫 (2008/05/30)  まず最初は、比較の為に初齢幼虫の写真を掲げておく。体側に沿って黒い筋があるのが初齢幼虫の特徴である。写真としては完全な前ピンで、本来は没にすべきものだが、一応手前の眼は辛うじて被写界深度に入っているし、触角と前肢に付いた水滴が印象的なので出すことにした。まだ、如何にも子供、と言う顔をしている。 2齢になって間もないサトクダマキモドキの幼虫 (2008/06/04)  次は、2齢になったばかりの幼虫で、ニワナナカマドの葉上に居た5~6頭の内の1頭である。体側にあった黒い筋は、第2腹節側面の少し大きな黒斑と、第1腹節、胸部の淡い斑紋だけになっている。 触角の掃除をするサトクダマキモドキの2齢幼虫 (2008/06/14)  10日経って撮ったのが上の写真。その前の写真と同じ個体か否かは不明だが、シッカリ御飯を食べたらしく腹部が大きく膨らんでいる。丁度、身繕いをしているところで、触角の掃除中である。 成長したサトクダマキモドキの2齢幼虫 初齢と較べると少し貫禄が付いてきた (2008/06/14)  2齢幼虫をもう少し大きく撮ると上の写真の如し。初齢幼虫と較べると、少し貫禄が付いてきたと言える。  初齢幼虫は灌木のテッペン近くの葉の上で何時もジッとしており、何かを待っている様な感じであった。これはハラビロカマキリの幼虫と全く同じで、捕食者を思わせる行動である。それは2齢になっても同じであった。  2齢幼虫の行動と、3齢と思われる幼虫は、また、次の機会に紹介することにしよう。

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