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カテゴリ:植物(木本)
しかし、御覧の様に幹はまだ3cm位で、木全体に風格が出て来るのには、まだかなりの年月が必要だろう。 上の写真、本当ならば、木全体を示したいところである。しかし、植物や昆虫の写真を撮る時には、背景に建物や柵などの人工物を絶対に入れない、と言うことを基本にしている。庭は南側にあるから、順光で撮影すれば、必ず建物が背景に入ってしまう。また、広角や標準レンズで撮ると、方向と関係なく、何処かの家や柵、或いは、電線等が写り込んでしまう。 私の写真にストロボを使ったものが多いのは、1つは背景を消す為でもあるが、この梅の木の様なものをストロボ光だけで撮ったら全く不自然な写真になってしまう。上の写真は300mmの望遠を使い、ストロボを焚いても目立たない様、且つ、逆光写真にならない様に、5メートル位離れて撮ったものである。
天候は曇りである。それでもやはり建物の構造上南側からの光が強く、普通に撮ると逆光写真になってしまう。上の写真も下の写真も、やはり長めの望遠で遠くからストロボを焚いて撮っている。狭い庭で動植物の写真を撮るのは、結構大変なのである。
写真もほぼ撮り終えたとき、雲間から急に朝の日が射して来て、一番南側にある花にだけその光が当たった。一枝の花だけが輝いている。其処を空かさず撮ったのが下の写真。勿論これにはストロボは使っていない。
昨年掲載したこの枝垂梅の花には、雌蕊が脱落しているものが多かった。今年はどうかと言うと、殆どの花にチャンと雌蕊が付いている。やはり、木が充分に成熟していない場合には、雌蕊の発達が不充分になることがあるらしい。 このWeblogの取柄は、まァ、言ってみればマクロ写真であろう。読者諸氏もそれを期待しておられるかも知れない。今回は望遠レンズで撮ったフツーの写真であった。この次は、この枝垂梅の花を等倍以上で撮影した写真を紹介することにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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