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我が家の庭の生き物たち (都内の小さな庭で)

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植物(木本)

2010.05.15
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カテゴリ:植物(木本)


 今日は久しぶりに花を紹介する。赤花八重咲きのサンザシ、八重と云うのは本来私の趣味ではないが、シジミバナやこのサンザシの様な小さな花の場合は余り気にならない。



サンザシ(赤花八重咲き)1


赤花八重咲きのサンザシ.アカバナサンザシと云う品種らしい

(写真クリックで拡大表示)

(2010/05/03)

 8年程前に園芸店から安く買って来て、鉢植えにしてある。変な盆栽崩れの株で、台木の直ぐ上には棘が生えているが、その上に棘のない種類が更に接いである。

 サンザシはバラ科サンザシ(Crataegus)属に属す。講談社の園芸大百科事典を見ると、この属は北半球に1000種余りが分布するとある。しかし、保育社の図鑑には「北半球の温帯に200種」と書いてある。文献により酷い差!!、分類が混乱しているのだろう。


サンザシ(赤花八重咲き)2


花は小さく、直径1cmより少し大きい程度

(写真クリックで拡大表示)

(2010/05/02)

 それでは、我が家のこのサンザシは何と云う種なのだろうか。よく分からないが、先の大百科に拠ると、八重の赤花で棘がない園芸種は、メイフラワーとも呼ばれているセイヨウサンザシ(Crataegus oxyacantha)の変種で、アカバナサンザシと言うらしい。多分この辺だろう。私には、園芸品種の学名を調べる趣味はないから、これ以上は追求しないことにする。


サンザシ(赤花八重咲き)3


花を拡大.中央に雌蕊が1本見える

(写真クリックで拡大表示)

(2010/05/02)

 八重だから、実は着かない。しかし、昔の我が家には白の一重のサンザシがあって、毎年赤い丸い実を沢山付けていた。見た目には中々風情があるが、食べても渋味があり美味しくない。しかし、支那ではこれを食用として珍重する(食用改良品種)。中国林業出版社の「中国果樹誌」シリーズには「山?巻」があり、142品種について詳細な解説がある。

 支那のサンザシ加工品としては、実を潰して砂糖を加え乾燥させたもの(山?片、或いは、山?条)がよく知られている。何ともクドイ味だが、支那人はこう云う味が好きらしい。糖醋肉(酢豚)も、北京などで食べると、矢鱈に味がクドイ。蘇州明菜(有名料理)の松鼠魚も甘酸っぱい料理だが、もっとキョクタンに甘味が強く、日本人は閉口する。


サンザシ(赤花八重咲き)4


別の花.雌蕊は中央に2本?

(写真クリックで拡大表示)

(2010/05/03)

 八重咲きと云うのは、雄蕊や雌蕊、特に雄蕊が花弁に変化したもの、と言われている。この八重のサンザシの花を拡大してみると、雄蕊は見えないが、雌蕊は多いものでは5本もある。図鑑の解説を読むと、サンザシ属は「心皮は1-5、合生するが、腹面と上部で離生する」とある。5本雌蕊があってもおかしくないことになる。


サンザシ(赤花八重咲き)5


5本の雌蕊があるが、1本は柱頭が隠れている

(写真クリックで拡大表示)

(2010/05/03)

 このところ天気はよいが気温は低い。水曜日の夜などは「木枯らし」が吹いていた。5月半ばと云うのに、今だに暖房を入れ、衣類も冬と殆ど変わりがない。もっと暖かくなって欲しいものである。








最終更新日  2010.05.15 10:53:41
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2010.03.28
カテゴリ:植物(木本)


 ここ数日、本格的な春を前にして、肌寒い日が続いている。全く、餌を前に「おわづけ」を強いられている犬の様なものである。今年はどうしてこうも寒いのだろうと思い、昨年3月の気温を調べてみると、何と、今年と大して変わらない。人間、どうも希望的観測が好きな生き物の様である。

 しかし、天気は悪くとも、花は順序正しく咲いて、今はユスラウメ(Prunus tomentosa:バラ科)の花が満開である。毎年、咲く頃に春の嵐がやって来て花を台無しにしてしまうのだが、先日の暴風の日には風から少し保護したせいか、今年は綺麗に咲いている。



ユスラウメの花1


ユスラウメの花.満開に近い枝が1本だけあった

(写真クリックで拡大表示)

(2010/03/23)

 写真を撮ったのは少し前で、まだ三分咲きと言ったところ。茶人の薫陶を受けた者としては、この頃が撮り頃である。しかし、一個所だけ満開に近い枝があり、上の写真をそれを撮ったもの。満開時の雰囲気を示したつもりである。


ユスラウメの花3


咲き始めたユスラウメの花

(写真クリックで拡大表示)

(2010/03/23)

 このユスラウメ、全体としては盆栽風になっているのだが、昨年全く剪定をしなかったので枝が伸び放題。格好良いとは言い難いので、全体像は撮らなかった。


ユスラウメの花2


もう少し沢山花の着いた枝.花弁は薄くペラペラ

(写真クリックで拡大表示)

(2010/03/23)

 花は径2cm程で、肉眼的には殆ど真っ白、赤味を帯びない(保育社の原色日本植物図鑑木本編では白色~淡紅色となっているが・・・)。花弁は、ズミ(コリンゴ)に似て、ペラペラで薄く、少し皺が寄っている。まァ、言ってみれば、些か頼りのない花である。


ユスラウメの花4


まだ咲きかけの花.以下でこの花を拡大する

(写真クリックで拡大表示)

(2010/03/23)

 花弁の基部は細まっており、隣接する花弁との間に隙間を生じている。その隙間は、丁度萼の形になっていて、萼全体が見える。別に何も意味はないと思うが、一寸面白い。


ユスラウメの花5


上の花の拡大.ストロボで撮ると少し青味が付く

(写真クリックで拡大表示)

(2010/03/23)

 図鑑には「雄ずい多数」とある。しかし、「多数」と言うほど多くはない。充分に開花した花で調べてみると18本位、極く短い雄蕊もあって、実体顕微鏡が無いと正確には調べ難い。「多数」とあるのは、数が一定しないのかも知れない。花糸の基部は、淡紅色を呈している。


ユスラウメの花6


正面から見た雄蕊と雌蕊.まだ伸びていない雄蕊もある

雌蕊は細く小さく、花糸と同じ位の大きさ

(写真クリックで拡大表示)

(2010/03/23)

 雌蕊は花糸(雄蕊の軸)と同じ程度の太さと長さで、肉眼では強度の老眼鏡を掛けても、葯の取れた花糸と区別がし難い。写真で見ると、花糸は基部を除いて白いのに対し、花柱は葯と同じ黄色をしている。柱頭は殆ど膨らまず、先が少し拡がっている程度。

 なお、写真では見えないが、図鑑には「花柱の中部から子房に絨毛を密生する」とある。


ユスラウメの花7


同じ花を横から見た図.雌蕊は全体が黄色

(写真クリックで拡大表示)

(2010/03/23)

 ユスラウメの果実はかなり以前に掲載した。小粒だが色は綺麗だし、昔の酸味のあるサクランボの様な味がして、私はかなりこれが好きである。今年は花付きが例年になく良いので、実もそれに応じて沢山付くであろう。

 しかし、ユスラウメの実は日持ちがしない。アッと言う間に熟して、直ぐに過熟になってしまう。今年は、食べきれなかったら果実酒にしてしまおう、と思っている。








最終更新日  2010.03.28 13:06:36
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2009.03.23
カテゴリ:植物(木本)


 今日は木枯らしの様な北西風が吹いているが、気温はもうすっかり春である。しかし、花の方は散ってしまったものもあるのに、虫の方はサッパリ。仕方なく、植物を掲載することにした。

 植物と言う生き物は、虫と違って逃げたりはしないので、慌てて撮る必要もないが、そう思って油断していると、気が付いたときはもう散っていた、と言うことと相成る。しかし、また来年咲くのだから別に気にすることもあるまい。

 ・・・と言う訳で、今年も既に何種かの花木を撮り逃がした。しかし、早春に咲く黄色い西洋シャクナゲだけはシッカリ撮ってある。もう随分昔に園芸店で買った代物で、品種名は「クリソマニカム」。普通のシャクナゲは4月下旬~5月中旬頃に咲くのに、3月の中頃から咲き始めるとは、随分気の早い?シャクナゲである。


西洋シャクナゲ(クリソマニカム)1
西洋シャクナゲ「クリソマニカム」.開く直前の蕾

(2009/03/10)



 実は、我が家ではこのシャクナゲ、余り評判が芳しくない。咲き始めは綺麗なのだが、開花後段々花色がくすんで来るし、花穂に着いた花が何れも水平方向を向いてしまって広場の広報用スピーカーの様な格好になってしまう。どうも、今一つ情緒に欠けるところがあるのである。

西洋シャクナゲ(クリソマニカム)2
咲き始めた西洋シャクナゲ「クリソマニカム」

(2009/03/11)



 一つひとつの花を良く見てみると、雌蕊がみな曲がって花の端にへばり付く様な形になっている。どうも、雌蕊と言うものは真ん中にないと格好がつかない。授粉を拒否している様に見える。

西洋シャクナゲ(クリソマニカム)3
花の一つを拡大.雌蕊は横を向いている

(2009/03/11)



 花だけ撮っても面白くないので、柱頭(雌蕊の先端)と葯(雄蕊の先端)を撮ってみた。

西洋シャクナゲ(クリソマニカム)の柱頭1
真上から見た柱頭(2009/03/11)



 柱頭は正面から見ると、丸かったりかなり細長い楕円であったりして、様々な格好のものがある。写真はそれらの中間的な形のものである。長径は葯3.3mm、短径は2.5mm、表面には粘液の様なものがあり、写真ではそれが白く見えている。花粉を付き易くする為であろう。

 この柱頭、厚みがあって写真を撮るのに苦労した。其処で、横からも撮ってみた。

西洋シャクナゲ(クリソマニカム)の柱頭2
横から見た柱頭(2009/03/11)



 随分と真ん中が盛り上がった柱頭である。以前、紹介した日本シャクナゲ白花の西洋シャクナゲ(品種名:マダムマッソン)の写真原画を拡大してみたが、こんなに盛り上がってはいない。しかし、表面がデコボコしている点では同じであった。

西洋シャクナゲ(クリソマニカム)の葯1
横から見た葯(2009/03/11)



 葯の方はウツボカズラの虫を捕る壺を2つ並べた様な形をしている。長さは3~3.5mm。普通、葯と言うものは、内側に花粉があって、葯が開裂し裏側がめくれて花粉が出て来るのだが、咲いて少し日の経った葯を見ても、同じ格好をしている。シャクナゲの葯は開裂しないらしい。

 調べてみると、開裂しないのではなく、上の部分が蓋の様に開くのだそうである。ツツジ科植物の多くはこう言う形の葯をもつとのこと。他に、ナス属やヒメハギ属にもこの手の葯があるらしい。

西洋シャクナゲ(クリソマニカム)の葯2
上から見た葯(2009/03/11)



 その葯の上部にある口の様な穴から中を撮ってみた。・・・花粉らしきものは見えない。

 其処で、葯を切り裂いてみた。幅1mmに満たない葯を真ん中付近で切るのには、実体顕微鏡、ピンセットとメスが無いと一寸難しい。ピンセットは先日この手の用途のものを買ったので何とかなるが、実体顕微鏡とメスはない。仕方なく、+3と+2.5の老眼鏡を2重にかけ、刃物の方は先日磨いだばかりの柳刃包丁を使うことにした。

 ピンセットで葯を押さえ、柳刃の刃をペティナイフの様に持って、何とか切ることが出来た。

西洋シャクナゲ(クリソマニカム)の葯3
葯を縦に切ってみた.中はカラッポ!!

(2009/03/11)



 すると・・・、中はカラッポ!!、花粉は見当たらない。最初から無いのか、或いは、もう全部出てしまったのか? 其処で、咲き始めたばかりの花弁が極く少しだけ開いた花から葯を取り出して切ってみた。

西洋シャクナゲ(クリソマニカム)の葯4
咲き始めの花の葯を切ったもの(2009/03/11)



 花粉と思しきものが少し見える。しかし、葯の大きさから判断して数が少な過ぎる。開き始めたばかりの花でも花粉が少ないとはどう言うことか?

 そこで、まだ咲く前の花、即ち、膨らんだ蕾の花弁を取り去って、中を見てみた。

西洋シャクナゲ(クリソマニカム)蕾の中
開花する前の花(蕾)の花弁を取り除いたところ

葯の開口部周辺に花粉らしきものが見える

(2009/03/11)



 葯の「口」の周りに花粉と思われる白い粒々が見える。花が開く前にもう花粉が吹き出していると言うことらしい。

 この葯を取り出して切ってみると、下の写真の如し。

西洋シャクナゲ(クリソマニカム)の葯5
上の花の葯を切開してみた(2009/03/11)



 中には、半透明でまだ少し未成熟な感じの花粉が沢山入っていた。しかし、半透明に見えるのは光線の加減かも知れない。

 何れにせよ、このシャクナゲでは、花粉はまだ花が開く前に葯から出ており、開花する頃にはもう殆ど出尽くしているのである。・・・と言うことは、これは閉鎖花の様なもので、自家受粉の為の機構なのだろうか?


 シャクナゲを含むツツジ科植物の花は一般に虫媒花である。しかし、このシャクナゲが咲くのは3月中旬、コマルナハバチが来る可能性はあるが、他のミツバチやハナバチ類等の花粉を媒介してくれる昆虫が多数出現する時期よりも少し早い。このシャクナゲは、或いは、花粉媒介昆虫が少ないので、自家受粉の機構を発達させたのであろうか。

 残念ながら、このクリソマニカムと言うシャクナゲ、その起源が全く分からない。そもそも「クリソマニカム」の欧文綴りが分からないのである。色々な綴りを考えて検索してみたが何れも有意なヒットは無かった。だから、調べようが無い。開花時期、花色、花穂の形等、何れを取っても少し変わったシャクナゲである。或いは、園芸品種などではなく、何処か特異な環境で進化した原種かそれに近い特殊な品種なのかも知れない。もしそうだとすれば、上の空想的推論もあながち「空想」ではない可能性も無くはない。








最終更新日  2009.03.24 11:37:36
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2009.02.13
カテゴリ:植物(木本)


 前回、と言っても2週間以上前になるが、枝垂梅の花の超接写写真を掲載すると書いた。ところが、実際に撮ってみると、これが実に面白くない。どうしようかと思っている内に2月も半ばになってしまった。

 一向に面白くないのだが、一応約束なのでやはり出すことにしよう。


枝垂梅の花
枝垂梅の花.普通のマクロ撮影

(2009/02/01)



 先ずは全体像、普通のマクロ撮影である。少し遠くから撮って部分を切り出しているので、ほぼ全面に焦点が合っている。真ん中に雌蕊が1本、その周囲に雄蕊が45本程あるのが分かる。

 なお、この写真は全体を説明するために後から撮ったもので、以降の写真とは別の花である。

枝垂梅の花(拡大)
枝垂梅の雌蕊と雄蕊.上とは別の花.超接写(約2倍)

(2009/01/28)



 上は超接写システム(CCD上で約2倍)で撮った雌蕊と雄蕊。焦点深度が非常に浅いことがお解り頂けるであろう。

 雌蕊は最初の花と同じで、妙な具合に曲がっている。また、葯には、開いた時期が異なるのか、濃い黄色とかなり淡い色をした葯の2種類あることが分かる。

ウメの柱頭
柱頭の拡大(2009/01/28)



 次はその前の写真に写っている雌蕊の先端(柱頭)を拡大したもの。但し、写した方向は少し違う。直径は約0.6mmm、殆ど構造らしきものが無い。以前紹介したセンターフォールド(ユリ)の柱頭と較べると、何とも面白味のない柱頭である。

ウメの葯
葯の拡大(2009/01/28)



 葯の方も平凡である。写真には、黄色の濃いのと薄いのの両方を入れてある。柱頭より少し小さく長径約0.5mm、下側の黄色の濃いのはまだ開裂し切っていない。色の薄い方は既に開裂して花粉が飛んでしまったのか、或いは、奇形で始めから花粉形成が上手く行われなかったのかは分からない。


 ・・・と言う訳で、今回のウメの花の超接写には、見るべき成果は殆ど無かった。教訓、何でも馬鹿の一つ覚えの如く、超接写してみれば良いと言うものではない。








最終更新日  2009.02.13 12:08:46
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2009.01.29
カテゴリ:植物(木本)


 もう1月も今日を含めて後3日を残すだけとなってしまった。今年は無理をしてまでネタ探しはしないことにしていたら、すっかりサボり癖が付いてしまい、今月の更新は今回がまだ4回目。我ながら、一寸酷すぎる。反省、反省・・・。


 今日紹介する枝垂梅は、昨年も掲載したが、初めての花が1輪だけ咲いたのが3前、昨年もまだ花は少なく、今年になって漸く賑やかに咲いて、梅の花らしくなって来た。


枝垂梅1_1
枝垂梅.まだ幹の太さは3cm位で貫禄はない

(2009/01/28)



 しかし、御覧の様に幹はまだ3cm位で、木全体に風格が出て来るのには、まだかなりの年月が必要だろう。

 上の写真、本当ならば、木全体を示したいところである。しかし、植物や昆虫の写真を撮る時には、背景に建物や柵などの人工物を絶対に入れない、と言うことを基本にしている。庭は南側にあるから、順光で撮影すれば、必ず建物が背景に入ってしまう。また、広角や標準レンズで撮ると、方向と関係なく、何処かの家や柵、或いは、電線等が写り込んでしまう。

 私の写真にストロボを使ったものが多いのは、1つは背景を消す為でもあるが、この梅の木の様なものをストロボ光だけで撮ったら全く不自然な写真になってしまう。上の写真は300mmの望遠を使い、ストロボを焚いても目立たない様、且つ、逆光写真にならない様に、5メートル位離れて撮ったものである。

枝垂梅1_2
枝垂梅の花(2009/01/28)



 天候は曇りである。それでもやはり建物の構造上南側からの光が強く、普通に撮ると逆光写真になってしまう。上の写真も下の写真も、やはり長めの望遠で遠くからストロボを焚いて撮っている。狭い庭で動植物の写真を撮るのは、結構大変なのである。

枝垂梅1_3
枝垂れているところを撮ったのだが

後の花と少し重なってしまった

(2009/01/28)



 写真もほぼ撮り終えたとき、雲間から急に朝の日が射して来て、一番南側にある花にだけその光が当たった。一枝の花だけが輝いている。其処を空かさず撮ったのが下の写真。勿論これにはストロボは使っていない。

枝垂梅1_4
一番奥にある枝にだけ陽が当たっている

(2009/01/28)



 昨年掲載したこの枝垂梅の花には、雌蕊が脱落しているものが多かった。今年はどうかと言うと、殆どの花にチャンと雌蕊が付いている。やはり、木が充分に成熟していない場合には、雌蕊の発達が不充分になることがあるらしい。

 このWeblogの取柄は、まァ、言ってみればマクロ写真であろう。読者諸氏もそれを期待しておられるかも知れない。今回は望遠レンズで撮ったフツーの写真であった。この次は、この枝垂梅の花を等倍以上で撮影した写真を紹介することにしよう。








最終更新日  2009.01.29 12:03:20
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2008.12.14
カテゴリ:植物(木本)


 我が家にはトベラの木が1本ある。私が好きで特別に注文して手に入れた木である。このトベラに関しては、その葉裏に付くトベラキジラミやその他の昆虫は掲載したことがあるが、トベラ自体は花も実も紹介したことがない。其処で、今日はトベラの実を出すことにした。


トベラの実1
トベラの果実.我が家の木では2~3個しか着かない

(2008/12/10)



 植えてからまだ6年半、樹高は3m程度。花は3年位前から咲いているが、どうも黄ばんで汚れた感じのする花が多いので今まで紹介していない。実の方も、本来はもっと沢山着くのだが、我が家のトベラは上の写真の様に2~3個チョボチョボと着くだけである。

トベラの実2
果実の拡大.真ん中に細長い突起がある

(2008/12/10)



 果実を良く見てみると、花柱の残りらしい細長い突起が真ん中にあって、一寸面白い形をしている。この写真を見て想像が付く様に、果実は熟すと3つに裂け、中から真っ赤な種子が出て来る。

開裂したトベラの果実1
3つ割れて種子が出て来た(2008/12/10)



 これも本来は赤い種子が溢れんばかりに出て来るのだが、我が家の木ではチャンとした赤い種子は2~3つで、他は茶色の出来損ないの種子ばかり。種子はベタベタした粘液に被われている。

 トベラの学名はPittosporum tobiraである。この属名Pittosporumのpitto(ギリシア語起源)とは英語のpitch(ピッチ、瀝青、松ヤニ)、sporumは種子のことで、種子がネバネバしているのでこの様な名前を頂戴したものらしい。

開裂したトベラの果実2
本来は赤い種子が10数個も出て来るのだが、我が家では極く僅か

(2008/12/10)



 また、種名のtobiraはトベラそのもののことである。Wikipediaに拠れば、トベラの枝葉は切ると悪臭を発し、節分にイワシの頭などと共に魔避けとして戸口に掲げられたので、扉の木と呼ばれ、これが訛ってトベラとなった、のだそうである。

トベラの種子
種子はネバネバした粘液に被われている.一見甘そうだが

全くの無味無臭であった(2008/12/10)



 このベタベタの種子、一寸見たところ甘そうである。早速舐めてみたのだが、全くの無味無臭。種子は固くてカチカチである。これでは鳥にも無視されるであろう。現に我が家ではヒヨドリもメジロも全く興味を示さない。しかし、調べてみると、メジロがトベラの実を食べている動画を載せているサイトがある。我が家のトベラはまだ木自体が若いので、甘くないのかも知れない。

種子の落ちたトベラの果実
種子の落ちた殻.一寸ツバキに似ているが

トベラはトベラ科に属しツバキとは遠縁
(2008/12/10)



 我が家の庭はもうすっかりネタ切れ状態になっており、3日に1度更新出来ればよい方、と言う感じになってしまった。しかし、もう一方のWeblogではネタが目代押しに並んでいて更新するのに忙しい。虫の写真を御覧になりたい方は、其方をどうぞ。








最終更新日  2008.12.14 17:08:31
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2008.12.09
カテゴリ:植物(木本)


 最近はもう一方のWeblogの方に力が入っていて、此方の方は、ボヤボヤしている間に5日も穴を空けてしまった。ネタがない訳ではない。しかし、近日中にネタ切れに陥るは必定なので、「出し惜しみ」をしているのである。出来るだけ新しいネタを探して、繋がなくてはならない。

 ・・・と言うことで、今日はその繋ぎとしてドウダンツツジの紅葉(黄葉)を紹介することにした。


ドウダンツツジの紅葉と黄葉1
ドウダンツツジの紅葉と黄葉(2008/12/08)



 ドウダンツツジは普通、紅葉であり、黄葉ではない筈である。ところが、この我が家のドウダンツツジ、今年はかなりの部分が黄葉した。しかも、まだ緑色の部分も残っている。

 こう言う色々な色の混ざった「こう葉」が一番味わいがあると思う。掲載することにした所以である。

ドウダンツツジの紅葉と黄葉2
少し赤黒い部分もある(2008/12/08)



 また、妙に赤黒い色をした葉もある。恐らく、これはその内に真っ赤になるのであろう。

ドウダンツツジの紅葉と黄葉3
どうも背景をぼかす撮り方は苦手である

(2008/12/09)



 今年は除草をサボっただけでなく、ツツジやドウダンツツジの剪定もサボってしまった。今、シッカリ剪定すると花芽も切ってしまうことになる。しかし、正月までには植木屋さんが入るから、もう少し格好を整えないと、周りとの調和が取れなくなる。徒長枝だけでも切ることにするか・・・。








最終更新日  2008.12.10 21:24:22
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2008.11.11
カテゴリ:植物(木本)


 此処暫く、気力の充実が今一つ足らない日が続いている。虫ネタは幾つかあるのだが、何か植物を掲載したいと思っている間に1週間近く更新をサボることになってしまった。

 雑草が咲くのを待っていたのである。しかし、気温の低い日が続いて、中々花が開かない。その内、季節外れのユキヤナギが少し咲き始めたので、代わりにこれを出すことにした。


ユキヤナギ(狂咲き)1
開き始めたユキヤナギの花

(2008/11/11)



 自然に生えてきたユキヤナギである。鉢に植え換えて2~3年、もう充分大きくなったので、来春、外庭のアベリアを少し引っこ抜いて、代わりにこれを植えようと思っている。

 アベリアは、我が家では評判が宜しくない。やはり、我が家で育った者は茶人の薫陶を受けているせいらしい。兄でさえ、代わりに植えるコデマリを自分で買ってきた位である。尤も、植え換えるのは、私なのだが・・・。

ユキヤナギ(狂咲き)2
ごく少し、葉の間から花が見えている

(2008/11/11)



 普通、春に咲く花木の花芽分化は、前年の7月頃に始まるのが普通である。ジンチョウゲ、ウメ、サクラ、ツツジ類、ツバキ類等、みな7月前後に花芽分化を開始する。しかし、シモツケ属(Spiraea)のユキヤナギ、シジミバナ、コデマリなどは、春に咲くにも拘わらず、花芽が分化するのは10月中下旬になってからである。普通はその後休眠に入り、低温で休眠が打破され、春に開花する。

 それが、何故か今咲いてしまった。我が家では初めてだが、調べてみると、ユキヤナギの狂咲きは珍しくないらしい。しかし、多くは12月のことで、11月上旬とは随分早い狂咲きである。尤も、狂咲きは、狂って咲くのだから、遅いも早いもないかもしれない。

ユキヤナギ(狂咲き)3
完全に開いたユキヤナギの花(2008/11/11)



 花が少ないので、例によって拡大写真を出すことにした。バラ科らしく、5が基数になっている。花弁5、見えない萼片5、雌蕊5、雄蕊5×4=20、花糸の基部内側に腺5×2=10。

 下に上の写真の部分拡大を示した。雌蕊の基部にある黄色味の強い子房の外側に、黄緑色に近い色をした俵の様な構造が10個見える。これが腺らしい。腺というからには、蜜線であろう。随分大きいが、余りユキヤナギの花に虫が来ているのを見た記憶がない。ユキヤナギの咲く頃は、まだ、虫が来るには寒すぎるのだろうか。無駄に花蜜を出すとも思えないのだが・・・。

ユキヤナギ(狂咲き)4
上の写真の部分拡大.花の構造に関しては本文参照のこと

(2008/11/11)



 春になったら、もう一度、賑やかに咲いているところを紹介する予定である。実は、今年の春も、蕾の頃から経時的に写真を撮って置いたのだが、花が充分に開く前に「南方に出撃」と相成った為、掲載の機会を失ってしまったのである。

 今春は、多分、掲載出来ると思う。しかし、余り来年のことをハッキリ言うと鬼に笑われるので、断言するのは止めておく。








最終更新日  2008.11.11 14:50:57
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2008.08.21
カテゴリ:植物(木本)


 このところ少し涼しくなり、我が家の庭にも多少は虫達が姿を現し始めた。しかし、ダイミョウセセリイチモンジセセリキチョウなど、既に掲載済みの虫ばかりで、新顔は現れない。

 花の方は、デュランタ・タカラズカが咲き始めたが、虫はやって来ず、開店休業と言ったところ。

 そんな中、周りの御宅にかなり遅れてフヨウが咲き始めた。


フヨウの花1
一輪だけ咲いたフヨウの花(2008/08/21)



 このフヨウ、家を改造したとき庭に植えた木から生じた実生で、親の方はとっくのとうに枯れてしまった。親に似ず、こちらは矢鱈に繁茂したので植木鉢に移したのだが、フヨウは根が高温になると駄目らしく、その後はまるで成長せず、花の着き方も景気が宜しくない。

 花色は、昔は薄い桃色だったような気がする。しかし、今では真っ白と言ってよい花を着ける。

フヨウの花2
フヨウの花柱と雄蕊(2008/08/21)



 実のところ、余り好きな花ではない。その余り好きではない花を掲載するのには、些か訳がある。

 昨年掲載したオオハナアブのところで、その体に着いていた触発機雷の様な形をした白い「物体」をダニの卵ではないかと書いた。しかし、これは大誤りで、フヨウ、或いは、その他のHibiscus属の花粉だったのである。

 オオハナアブを掲載した約2週間後、フヨウに訪花していたチャバネセセリの写真を撮ったところ、このチャバネセセリの体中に「触発機雷型」が着いていた。写真にはフヨウの雄蕊も写っていて、雄蕊に着いている花粉が正にこの「触発機雷」であることが判明したのである。下の写真は、フヨウの花から飛び出して、ウメの葉に留まったチャバネセセリ。

フヨウの花粉まみれのチャバネセセリ
体中花粉まみれのチャバネセセリ.昨年秋撮影(2007/10/05)



 直ぐにことのことを掲載しようと思ったのだが、フヨウは一日花、しかもそれが最後の花で、チャンとしたフヨウの写真が撮れなかった。そこで、次の年、即ち、今年フヨウが咲いたら訂正を兼ねて、フヨウの花粉を掲載することにしていたのである。

 なお、先日ハナアブを研究されている市毛氏からも、オオハナアブに着いている「触発機雷」は花粉であることを御指摘いただいた。記して御礼申し上げる。

フヨウの雄蕊と花粉
フヨウの雄蕊.丸い玉が花粉(2008/08/21)



 しかしながら、大きな花粉である。直径0.16~0.18mm、こんなに大きな花粉があるとは全く想像だにしなかった。

 上の写真では球形に見えるが、これをピクセル等倍表示にすれば、トゲトゲのある「触発機雷」型であることが分かる。しかし、全体的に非常に低コントラストであり、見やすくする為にコントラストを無理矢理上げると、酷く荒れてしまう。其処で、「超接写システム」で撮影することにした(下の写真)が、「超接写システム」を使っても、やはり無理にコントラストを上げざろうをえないので、かなり荒れた感じになってしまったのは致し方ない。


フヨウの花粉(拡大)
フヨウの花粉.直径0.16~0.18mmと非常に大型

「超接写システム」で撮影.コントラストを無理に上げているので

荒れた感じになっている。調子も全体が黄色で少し変

(2008/08/21)



 花粉ばかりでは些か不公平かもしれないので、雌蕊の先、柱頭の写真も撮ってみた。拡大すると、まるで1個の花の様にも見える。先が5個に分かれているのは、心皮が5つあるからであろう。

 これも超接写システムで撮ろうかと思ったが、何だかノッペラボウみたいで、撮っても仕方がない感じがしたので撮らなかった。

フヨウの柱頭
フヨウの柱頭.5つに別れ毛が生えている

表面の細かい構造はよく見えない(2008/08/21)



 此処暫く、我が家の庭は夏枯れ状態で、更新をサボり気味であった。もう少しすれば、秋の訪れと共に更新頻度も高まるであろう。








最終更新日  2008.08.21 15:40:27
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2008.06.14
カテゴリ:植物(木本)


 我が家の外庭には、何種類かの花木を植え込みにした部分がある。そこで一番繁茂しているのは我が家では評判の宜しくないアベリアで、他にユキヤナギ、コデマリ、シモツケ等のSpiraea属の花木が有るのだが、ユキヤナギ以外は何処に咲いているのか分からない程威勢が悪い。特にこのシモツケは、毎年穂先にアブラムシが付いて咲く前に花穂が萎れてしまうので、春先に薬を撒かない限り花を見る機会は少ない。

 今年はその薬を撒く人が海外に出ていて居なかったから、花は到底望めないものと思っていたのだが、先日見てみると、健気にもリッパに咲いていた。


シモツケ1
シモツケの花.上から見ると色の薄い花弁の相対面積が増えるので

白っぽく見える(2008/05/28)



 しかし、株はかなり歪な格好をしているし、風が吹き抜ける場所で揺れが止まらないので、全体の写真を紹介するのは止めにした。また、例によって花だけである。

 こう言う花の写真を撮ると、往々にして花弁が白く写る。実際はどうなのか現物を見に行ったら、薄いがチャンと桃色をしている。しかし、上から見ると色の薄い花弁の面積が多くなるので白っぽく見え(上の写真)、横から撮ると(下の写真)色の濃い花糸(雄蕊の支柱)の相対面積が増えるのでより赤く感じられる。

シモツケ2
横から見ると、色の濃い花糸の相対面積が増すので赤味が強く見える(2008/05/28)



 此処に掲載した写真では花弁はチャンと桃色になっている。しかし、これは画像処理で桃色にしたのであって、原画では白である。

 白い花を画像処理によって桃色にする方法は2通りある。何れも赤、緑、青の3原色のトーンカーブを独立に調節出来るソフトウェアを使う必要がある。赤が飽和していない場合は、赤の高輝度の部分だけを少し持ち上げてやれば良い。この方法は昨年「日本シャクナゲ」を紹介したとき使っている。写真では微かに桃色を帯びているが、原画では真っ白であった。

 3色とも飽和している場合は、赤を持ち上げようがないから、高輝度の緑を少し落とす。この時、青も僅かだが落とさないと青みがかった桃色になってしまう。今日の写真では赤が殆ど飽和していたので、この方法で色補正をした。何れも高輝度のごく一部分だけを調節するのであって、赤全体を上げたら(或いは緑と青を落としたら)、緑色の葉っぱが茶色になってしまう。

 色々なサイトで掲載されている桃色の花を見ると、この色は再現が中々難しい様である。白っぽくなったり、酷く赤くなったり、妙に紫色になった写真が多い。何れの場合も、トーンカーブを調節することで色補正することが出来る。・・・しかし、まァ、色補正の話はこれ位にしておこう。

シモツケ3
花1つを拡大.花糸が入り乱れてよく見えない(2008/05/28)



 ところで、これだけ沢山の花が集まっていると、花の1つひとつがどうなっているのか見てみたくなる。花の真上から等倍接写して、その中の花1つを拡大してみた。何だか、ラッフルシァの花と少し似ている。

 しかし、雌蕊の数も雄蕊の数も、隣の花の花糸が邪魔になって、幾つだか分からない。


シモツケ4
1つだけ離れた花を見ると、雌蕊は5、花糸は25程度ある(2008/05/28)



 其処で、花数の少ない穂の横に1つだけ他と離れて咲いている花を撮ってみた。雌蕊と思われるものが5つ見える。しかし、雄蕊が一体何本有るのかは、勘定してもよく分からない。25本前後の様に見えるが、バラ科だから5の倍数の25本だろうか?

 こう言うときは、図鑑の記載を見た方が早い。保育社の「原色日本植物図鑑木本編」を参照してみると、ユキヤナギもコデマリも「雄ずいは20」とあるのに、シモツケは・・・「雄ずいは多数」!!。変種が多いからこう書いたのだろうか? それにしても、こちとらとしては、些かムッとした。








最終更新日  2008.06.14 17:35:01
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