メジロ(その4:交尾?)
我が家にやって来る鳥の常連と言えば、メジロ、ヒヨドリ、スズメ、シジュウカラの4種だけである。昔はキジバト、オナガ、ムクドリ等も沢山来て、我が家で巣を作ったものだが、随分寂しくなったものである。代わりに最近は、ハシブトガラスが屡々やって来て蹲踞(つくばい)で水浴びをする。小さな蹲踞に大きなカラスが入ると、丁度お相撲が家庭の風呂に入った様なもので、1/3位の水が溢れて無くなってしまう。 今の小さい庭では鳥どもが巣を作ることもない。だから、普段は鳥に関して面白いことはまるで無いのだが、先日、メジロの奇妙な行動を見た。 庭を歩いているとき、丁度、ミカンの刺してあるイボタの木にメジロが2羽留まっていた。何時ものことなので、別に気にもしていなかったのだが、突然、バサッという物の落ちる音がした。その辺りには、何も落ちる様な物は無い。不審に思って振り返ると、メジロが2羽取っ組み合い?をしていた。偶々、望遠付きのカメラを手にしていたので、直ちに撮ったのが下の写真。日陰のかなり暗い場所なので、写真の出来が良くないが、何卒御勘弁願いたい。地面に落ちたメジロのつがい.絡み合っている(2008/02/28) 写真を撮ったときには、もう2羽とも大人しくなっていた。やや遠いので少しずつ近づいて行くと、メジロは慌てて木の上に飛び上がった。しかし、また直ぐ、2羽が絡み合って下に落ちた。落ちてバタ付くメジロのつがい(2008/02/28) かなりバタバタやっている。しかし、暫くしたら、やはり2羽とも動かなくなった(下の写真)。少し経つと大人しくなる(2008/02/28) 始めは交尾だと思ったのだが、良く見てみると、どちらかと言えば互いに腹合わせになっている。こんな交尾の仕方があるのだろうか? 調べてみると、メジロの交尾は木の上で普通の鳥と同じ様に行われているらしい。そうだとすると、これは交尾の前駆的な行動なのかも知れない。 その後、庭に来るメジロのつがいが1組減った。何となく、この「絡み合い」と関係ありそうな気がする。