2007.08.15

ツヤコバチの1種

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カテゴリ:昆虫(ハチ)


 昨日紹介したカタバミコナジラミ(多分)を使って、カメラとレンズの性能を試験していたら、コナジラミの幼虫に関心を示す小さなハチが居るのに気が付いた。

 体長0.5mm、幅0.2mm、肉眼では殆ど何だか分からない大きさである。


ツヤコバチの1種
ツヤコバチの1種.コナジラミの幼虫に関心を示している.

産卵しているのかは不明.ピクセル等倍(2007/07/31)



 コナジラミに寄生する寄生バチと思われるので一寸調べてみると、どうやらツヤコバチの1種らしい。「アリスタライフサイエンス株式会社」のホームページの中にある「梶田泰司:トーメン農薬ガイドNo.85/E (1997.10.1)」に拠ると、カタバミにはEncarsia japonicaと言うツヤコバチ(和名無し)が付くそうだが、これは腹部に虎のような模様があるというので、写真のツヤコバチとは明らかに異なる。やはり和名の無いEncarsia transvenaによく似ているが、この写真だけでは何とも言い難い。


ツヤコバチの1種
上と同じ個体.体長0.5mm。ピクセル等倍(2007/07/31)



 コナジラミ類に寄生するので著名なツヤコバチとしては、オンシツツヤコバチEncarsia formosaがある(このツヤコバチは体の前半が暗色)。このツヤコバチは、オンシツコナジラミやタバココナジラミ(シルバーリーフコナジラミ)に有効な生物農薬として、その蛹が販売されている。農業関係者ではない一般人にとって、生き物(オンシツツヤコバチ)が「農薬」と言うのは一寸違和感があるかも知れないが、現在ではこの様な天敵を利用した生物農薬が各種販売されている。

 しかしながら、頭では解っていても、「有効成分:オンシツツヤコバチ」と書かれているのを見ると、やはり笑ってしまう。







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最終更新日  2007.08.15 10:51:23
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