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2017.03.23
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カテゴリ:綾辻行人
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新本格ミステリの歴史は綾辻行人の歴史である。
本格ミステリは長い冬を過ぎて、綾辻行人の「十角館の殺人」で春を迎えた。
館シリーズは国内ミステリの歴史上でも最重要のシリーズと言えるだろう。
その第五作目にして人によっては最高傑作に推すのが「時計館の殺人」である。

十角館以来となる江南君の登場は嬉しかった。
彼と初めて出会った時の記憶が蘇る。
この作品で彼はやはり凄惨な連続殺人に巻き込まれる。
しかも被害者の内数名はまたしても大学生というのが何とも運命的だ。

メイントリックは中盤で概ね解ってしまった。
隠し通路等のギミックが公然の秘密となっているこのシリーズに於いて、密室というのは意味を為さない。
大技が炸裂しても予想の範疇であったから、それ程衝撃は無かった。
解説でも書かれていたが、綾辻行人は伏線を堂々と巡らす。
今作ではそれがまた顕著であった。
物語性はこれまでで最高のもので、トリックが解っても楽しめた。

骨太な本格ミステリで、個人的には迷路館には及ぶべくもないと思っているが、充分傑作の部類に入る作品だった。






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最終更新日  2017.03.23 07:04:16
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