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2017.11.11
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カテゴリ:クロフツ
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本格黄金期を代表する作家クロフツの長編。
相変わらずフレンチ警部が地味な事件を地道な捜査で解決する。
天才的な閃きも無く、派手な殺害も行われず、トリックも地味なこのシリーズである。
本来なら趣味じゃない筈なのに何故か大好きF・W・クロフツ。

今作では「船から消えた男」のように、またしても世紀の化学的発見が事件を彩る。
そしてやっぱり最後にはその大発見は無に帰す事となる。
クロフツ化学大好きだなあ。

主要な登場人物の殆ど全員が容疑者で、誰もが動機を持ち、誰もが殺害したと確信を許さない。
フレンチ警部は新人ロロを携えて、その地道で堅実な捜査を新人教育とする。
ロロには本当に貴重な経験となった。
若いが故に簡単に結論を出そうとするロロに、それは彼が犯行を為し得たというだけで為した事にはならないと諫めるフレンチは、抜群に格好良い。

代表作とは呼べずも、クロフツの特色の色濃く出た典型的クロフツミステリ。
近頃のクロフツ復刻の流れ、素晴らしい。
これからも宜しくお願い致します、創元さん。





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最終更新日  2017.11.11 06:53:14
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