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カテゴリ:国内ミステリ
二階堂蘭子ものの長編小説。 題名だけでわくわくする。 ロシア革命後の事件を扱った作品で、姿を見せない殺人者や足跡の無い殺人、さらに巨大幽霊マンモスというオカルトもあり、謎が犇めいている。 謎は魅力的で物語としても面白いが、何と言っても白眉は結合双生児殺害の真相だろう。 捨てトリックとしては前例があるが、まさかそれを真相にしてしまうとは、仰天である。 そんなの今時というトリックも巧く使われている。 解るかそんなのと思ったが、悔しいけれどフェアである。 とにかく謎も真相も壮大な作品である。 面白かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.07.26 04:31:35
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