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2018.08.07
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カテゴリ:横溝正史
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戦後、日本ミステリ界に綺羅星の如く現れた名探偵金田一耕助の活躍譚、長編三作目。
著書が敬愛するカーの処女作と同じ題名である。
金田一耕助ものと言えば、主に岡山の閉鎖的な田舎を舞台に因習に塗れた陰惨な事件を描いたものと、都会を舞台に変態性欲や戦後社会を描いた事件のものがあるが、本書はその融合とも言える一作だ。

本書は氏が顔の無い屍体に拘っていた時期の作品で、単純な犯人と被害者の入れ替わりではない、古典的定番トリックの一段上の扱いが試みられている。
とは言え、叙述トリックは些かアンフェアである。
氏の熱意には脱帽ではあるが。
驚く事は保証出来る。

物語性は抜群で、「不連続殺人事件」に影響を受けたとの事であるが、露悪的な人物だらけにする事の使い方は巧い。
アンフェアである事を除けば構成も巧みで、総じて楽しい読書体験だったと言える。






最終更新日  2018.08.19 11:20:37
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