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2018.11.15
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カテゴリ:国内ミステリ
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ずっと食わず嫌いしていた作家の処女作である。
思っていたよりもどころか、かなり面白かった。
孤島に集められた天才達は連続密室首斬り殺人事件に巻き込まれ、現場は不思議なクローズドサークルと化す。
これぞといった本格ミステリだ。

第一の事件の密室トリックは簡単だった。
しかし本書の白眉は第二の事件に於ける密室トリックだろう。
幾つかの古典落語やそれに影響を受けたであろう某北野武監督作品を彷彿とさせるものである。
ミステリでは梓崎優の某作にも似ている。
これはかなり面白い。
それでも本書の白眉よりも衝撃だったのが、結末での名探偵が語る真相だ。
伏線は有るもののあまりにご都合主義的な人物設定に戸惑うが、ここまでやってしまえば寧ろ好印象となる。
そしてこれを白眉としなかった事で、本格ミステリとしての価値を損なってもいない。
真相が明らかになった後の数頁が蛇足に感じられはするものの、総じて楽しい読書体験となった。
次作以降も読んでみたくなった。





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最終更新日  2018.11.15 06:52:27
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