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2018.11.16
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カテゴリ:国内ミステリ
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言わずと知れた山本周五郎氏による、言われもせず知られもしない少年探偵譚。
満州事変の前年である昭和五年より、児童向け雑誌に掲載されていたものである。
本人としては生活の為のやむを得ない仕事であり、いやいや書いていたようだ。

古い時代の児童向け作品で、それも戦時中という事もあり、且つ亦本人が乗り気でなかった事も手伝ってか、現代の目ではとても読めたものではない。
まずとにかくご都合主義に過ぎる。
あまりにも簡単に困難を覆す。
それに当時でなければ許されない倫理観も描かれ、翻って面白く感じる程だ。
本格ミステリとしての論理性は当然望むべくも無い。
氏なりに当時の探偵小説を勉強したのははっきりと見てとれるのだが、流石に同時代の本業の作家と比べると見劣りする。
いくらジュヴナイルと言えどもだ。
つまりは失笑ものの出来であるのだが、「当時」の「児童向け」の作品という事を強く意識すれば、時代背景を含め幾らかは面白味を見出す事も出来る。
片岡知恵蔵主演の「多羅尾伴内」を氏が小説でやったと思えば良いだろう。





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最終更新日  2018.11.16 06:38:10
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