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2019.02.09
カテゴリ：国内ミステリ
 児童施設七海学園で働く若手職員を主人公にしたシリーズの第二作目｡ 前作も素晴らしかったが､本書は前作からの流れを利用してまた素晴らしいものとなっている｡ それぞれが質の高い連作が最後に全てが繋がり大きな驚きをもたらした前作の量的驚愕に対して､本書は緩やかに繋がっている各章が最後に繋がり意外な大仕掛けと相まって一発の質的驚愕を与えている｡ トリックだけが凄いのではなく､それが物語に強烈な奥行きを付加する｡ 前作から言える事であるが､この著者の作品は本当に物語が豊穣だ｡ 単体でも楽しめるが､ぜひとも前作から順番で読みたい感動の傑作である｡ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2019.02.09 09:27:08
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