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カテゴリ:海外書評
名著の誉れ高い一冊。 魔術的リアリズムという手法によって書かれたという事くらいしか知らなかったが、読んでみて納得である。 確かに魔術的だ。 しかしながら、読み終えた今思うのはそんな文学的な事ではない。 とにかく楽しかったという事だ。 一つ一つが豊かな小さな物語が群れを成して、大きく豊かな一つの物語を形作っている。 物悲しさや惨めさ、残酷さ等が散りばめられているが、無惨で可愛らしい愛の失敗とも読めた。 何はともあれ、一時の蜃気楼のような作品である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.04.14 06:00:34
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