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カテゴリ:早坂吝
天才のノンシリーズもの。 孤島がクローズドサークルとなり、それを好機に主人公は殺人を犯そうとする。 ところが、標的は既に誰かの手によって殺されていた。 このままでは残りの標的まで殺人犯に殺されてしまうやもしれない。 こうして、殺人鬼と奮闘が始まった。 死体の抉られた左目に嵌め込まれた金柑、死体を塗りたくった黒ペンキ、死体に咥えさせたトランペット。 猟奇的な殺人にも全て必然性が有った。 展開はサスペンスフルで、論理性も申し分無く、特に最後に明かされるホワイダニットは圧巻だった。 素晴らしい動機を考え出したものだ。 短いが、その分勢いがあり、迫力を感じる作品だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.05 06:02:38
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