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2019.12.17
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カテゴリ:青崎有吾






シリーズ第二弾。
このシリーズで、長編は書かないのだろうか。

「穴の開いた密室」
扉も窓も閉じられた一室で男が殺された。
なのに部屋の壁には大きな穴が開けられ、密室を為していなかった。
魅力的な謎。
このシリーズは島田荘司並に謎が魅力的だと思う。
しかも答えは単純明快。

「時計にまつわるいくつかの嘘」
殺された女の腕時計はある時間で壊れて止まっていた。
一見アリバイ崩しに思われる事件が、見事な論理展開から様相を変える。

「穿地警部補、事件です」
穿地ちゃん活躍譚。
これが決定的な手掛かりだと思ったものは全く関係無かった。
東京二十三区に於いて星を観るのが趣味だなんて、そもそも見えないじゃないかと思ったがそうでもなかったらしい。
悔しい。

「消える少女追う少女」
派手な真相。
氏の作品にしては珍しく、新鮮で良かった。
青春時代とは痛々しいものである。

「最も間抜けな溺死体」
間抜けに殺すというのは凄惨だ。
恐ろしい殺害方法だと思う。
数有るアリバイトリックの中でも特筆為べきものだろう。
本書中でも最も見た目に鮮やかなトリックである。

「ドアの鍵を開けるとき」
最終回か。
何とでも続けられそうだが、どうなるのだろう。
読み始めてすぐに嫌な予感がした。
それは当たった。

ベストは「穴の開いた密室」。
謎の魅力と解決の簡潔さが秀逸。





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最終更新日  2019.12.17 08:54:42
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