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2021.03.07
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カテゴリ:海外ミステリ






ミステリとSFで見事な才能を発揮した短編マエストロのミステリ作品集。
如何にもアメリカ的で良質な娯楽小説だ。
外れ無しで全作面白いが、「世界が終わった夜」「背後から声が」「キャスリーン、おまえの喉をもう一度」「後ろを見るな」は仕掛けに惚れ惚れする。
「むきにくい小さな林檎」「真っ白な嘘」「危ないやつら」は物語が抜群に良い。
中でもベストは「叫べ、沈黙よ」だ。



「笑う肉屋」
雪上の足跡の問題を扱った作品。
とんでもない動機による事件だが、巧く伏線が効いている。

「四人の盲人」
三発放たれた空砲の最後の一発で死亡した男。
自殺か他殺か。
意外な犯人。

「世界が終わった夜」
サスペンス。
ある人からすると喜劇でも、ある人からすると悲劇となる。

「メリーゴーラウンド」
偶然のハッピーエンドが印象的なミステリ。

「叫べ、沈黙よ」
シュレーディンガーの猫にも似た哲学的命題から書かれる掌編。
陰惨な傑作。

「アリスティードの鼻」
陽気なスパイコメディ。

「背後から声が」
無情で、救いの無い物語。

「闇の女」
常に部屋の灯りを点けない女の話。

「キャスリーン、おまえの喉をもう一度」
悲劇による記憶喪失で精神病院に隔離された男の話。

「町を求む」
本書中最も短い作品。
マフィア映画の冒頭か結末のようなもの。

「歴史上最も偉大な詩」
或る詩人の壮絶な半生が語られる。
最後の仕掛けは読めてしまうものの、読ませる。

「むきにくい小さな林檎」
ギャングもの。
徹頭徹尾、凄惨だ。

「出口はこちら」
単なる自殺の処理を行う刑事の話。
最後から五行目で物語がひっくり返る。

「真っ白な嘘」
過去に猟奇殺人があった家に越してきた夫婦。
疑心暗鬼を生じる状況がサスペンスフルに描かれる。

「危ないやつら」
緊張感溢れるユーモアスリラー。

「カイン」
死刑囚の身勝手な苦悩が描かれる。
そして最後に一捻り。

「ライリーの死」
やる気も無く能力も無い警官が採った英雄的行動。
だがその裏には・・・。

「後ろを見るな」
短編集という形式を巧みに利用した見事な仕掛けが施されている。






最終更新日  2021.03.07 05:59:37
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