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七代目ちぃのブログ

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国内ミステリ

2021.04.25
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カテゴリ:国内ミステリ




御年八十八の氏による昭和初期を舞台にした青春ミステリ。
稚気に溢れた一冊である。
ハウダニットは難しいが、フーダニットは見当を付け易い。






最終更新日  2021.04.25 06:09:24
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2021.01.12
カテゴリ:国内ミステリ






アメリカ文学者にして東大教授にして本格ミステリ作家の二〇〇二年の長編。
本書は内的独白という手法で書かれ、フェアを重んじる本格ミステリにとって大きな挑戦となっている。

二つの殺人事件が起こるのだが、一つはサロメのヨカナーンを模した首切り屍体で、一つはハムレットのオフィーリアを模した水屍体である。
強烈な連続猟奇殺人が扱われるものの、本書はそれぞれの登場人物によって可笑し味を以て描かれる。






最終更新日  2021.01.12 02:58:06
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2021.01.08
カテゴリ:国内ミステリ







十二編の短編が収められ、エピローグにて長編となる仕掛けの施された作品である。
それぞれの短編が手紙や文書のみによって構成されている。
一つ一つが面白いが特に、「葬送歌」はそれまでの真剣な展開が最後に一転して喜劇に早替わりする様が抜群に愉快で、出生届や死亡届等の公文書のみで構成されるも色濃い物語が浮かび上がる「赤い手」は発想の勝利、「桃」は作中作が実に効果的に高慢な美徳を暴き、十三通の手紙により構成される「玉の輿」では内十一通が実際に出版されている手紙の例文集からの引用という驚くべき手法が採られ、印象深い。
中でも「桃」は格別だ。
ここでは名を挙げないがそれ以外の作品も全て良く、質量共に優れた作品と言える。
幾つものミステリ的仕掛けが施されているが、ミステリの観点での白眉はやはりエピローグの「人質」だろう。
素晴らしいトリックが披露される。






最終更新日  2021.01.08 05:27:21
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2020.12.27
カテゴリ:国内ミステリ






アンチミステリの嚆矢「黒死館殺人事件」で、有名な小栗虫太郎。
氏の創出した探偵役と言えば法水麟太郎で、本書には彼の登場する短編が全て収められている。
奇怪なトリックによって奇怪な謎を孕んだ奇怪な事件が奇怪な推理によって解決される。
殆ど理解は出来ない。
ベストはイメージが凄絶且つくだらなくて、全く理解の埒外にある「後光殺人事件」か。



「後光殺人事件」
これぞバカミス。
荒唐無稽の極み。

「聖アレキセイ寺院の惨劇」
超絶機械トリック。

「夢殿殺人事件」
仕掛ける方も解く方も天才過ぎて、全く理解も納得も出来ない凄絶なトリック。

「失楽園殺人事件」
有り得ないトンデモトリック。
これを法水は科学的で確実性の高い方法と呼ぶ。

「オフェリヤ殺し」
トリックも何時もながら凄いが、動機がまた荒唐無稽である。

「潜航艇「鷹の城」」
百頁近くの本書中最も分量の多い作品だが、比較的読み易い作品でもあった。

「人魚謎お岩殺し」
イメージの連続。

「国なき人々」
一番理解し易い作品。






最終更新日  2020.12.27 04:08:24
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2020.12.01
カテゴリ:国内ミステリ






堅牢なクローズドサークル且つ密室。
謎の魅力は最近では随一で、全編を通して関心を保たせる。
真相は下手すると肩透かしにもなりかねないが、物語性で巧く支えている。






最終更新日  2020.12.01 04:06:04
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2020.11.22
カテゴリ:国内ミステリ






各事件ミステリとしての趣向が充分凝らしてあるが、何と言っても全編を貫く歴史ミステリとしての趣向が面白い。



「巌竜洞の殺人」
鍾乳洞で発見される首無し屍体。
伏線の忍ばせ方が見事。

「金字塔の雪密室」
魅力的な謎が光る一作。

「石灯籠の不可能犯罪」
解決後に主眼有り。






最終更新日  2020.11.22 05:37:32
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2020.10.04
カテゴリ:国内ミステリ






個人経営の店の女従業員が探偵役という、昨今流行りの設定の連作集。
日常の謎ものである。

「事件は二度目の来店で」
一人称視点としてはアンフェアでないか。

「ビタースウィート・ブラック」
手掛かりは解り易いものの、プチ論理のアクロバット的な真相は良し。

「乳白色にハートを秘める」
最後の仕掛けの手掛かりが解り易いにも程がある。
違和感満点の文章は、もう少しそれとなく書けないものか。
そして、その仕掛けに特に意味が有るようには思えない。

「盤上チェイス」
謎解きが本格ミステリの観点からは評価出来ない。

「past , present , f ***** ?」
労力に対して動機が弱すぎないだろうか。
次話も読めば多少は納得出来るやもしれないが、それでもやはりバリスタは図々しい。

「Animals in the closed room」
バリスタが主人公の部屋を訪ねたいと言うのは、あまりに予測のつかない事ではないか。
ましてや前話からの繋がりを考えれば。
また、謎解きもおかしい。
猫がクローゼットを完全に開け閉め出来るのも、わざわざ衣類の中にまで潜り込んで眠るのもよく解らない。
人間用の睡眠薬で眠った子猫が途中で目覚めて暴れ、また昏睡する?
百歩譲ってぬいぐるみをズタズタにしたとして、包装はどう解釈するのか。

「また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」
派手な展開が面白い。
よく伏線を張っている。
但し、騙し方が強引ではないかと思う点もある。
出勤前とは言え制服のままは変だ。






最終更新日  2020.10.04 02:11:47
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2020.10.02
カテゴリ:国内ミステリ






劇作家として名高い氏による長編ミステリ。
クローズドサークルとなった農村で起こる連続姉妹殺し。
凄惨な殺人法。
虐げられた農村の苦悩。
どんでん返し。
面白味満点のミステリだ。






最終更新日  2020.10.02 03:20:21
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2020.03.29
カテゴリ:国内ミステリ






「時計屋探偵とストーカーのアリバイ」
アリバイ崩しはHowdunitという固定観念を覆す作品。

「時計屋探偵と凶器のアリバイ」
ミスディレクションが冴え渡る作品。

「時計屋探偵と死者のアリバイ」
泡坂妻夫を彷彿とさせる伏線豊かな、搦め手の如く派手な作品。

「時計屋探偵と失われたアリバイ」
アリバイを崩すのではなく、アリバイを探すという面白い趣向の作品。

「時計屋探偵とお祖父さんのアリバイ」
楽しい推理クイズ形式なのが勿体ない簡単で素敵なトリック。

「時計屋探偵と山荘のアリバイ」
雪の山荘、足跡、如何にもな道具立てから見事な解決をみせる作品。

「時計屋探偵とダウンロードのアリバイ」
三ヶ月という長い時間を使ったアリバイを瞬間で崩す変態性欲を満足させる作品。

ベストは「時計屋探偵とストーカーのアリバイ」か。
「時計屋探偵とお祖父さんのアリバイ」もかなり好きだ。
何にせよ、全編優れたトリックや論理のアクロバットがあり、傑作選の様相を呈す珠玉の短編集だ。






最終更新日  2020.03.29 03:19:08
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2020.03.10
カテゴリ:国内ミステリ







昨年の一番と評判のミステリ。
男性ミステリ作家と霊媒を自称する美少女が数々の事件を解決する。
霊媒の力によって犯人はすぐに解るが、それを証拠として逮捕する事は出来ない。
それを作家が論理的推理によって助けていくという倒叙風の特殊設定ミステリだ。
昨今特殊設定ものが流行っているが、中でもこれは印象深い作品である。
特殊設定の使い方が見事だ。
遊び心満点で、且つ感動的。
散々見事な論理展開の数々を見せておきながら、最後にその全てを伏線として一発どでかいのをキメてくれる。
読者の心を右往左往させる見事な手腕には脱帽の一言である。






最終更新日  2020.03.10 06:44:01
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