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七代目ちぃのブログ

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高木彬光

2019.12.16
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カテゴリ:高木彬光






国産歴史ミステリにしてベッドディテクティブの名作。
邪馬台国の場所を突き止めるという難題に
挑む。
幾つかの斬新な発想にははっとさせられた。
「成吉思汗の秘密」でもそうであったが、最終章が美しい。






最終更新日  2019.12.16 07:19:40
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2019.08.06
カテゴリ:高木彬光






「成吉思汗の秘密」
高木彬光の代表作の一つ。
ジョセフィン・テイの「時の娘」に触発され書かれた、国産歴史ミステリの金字塔。
義経=成吉思汗説の立証を試みるという、一見夢物語にも思える壮大な作品だ。
浪漫に溢れ、亦、最後はロマンスにも溢れている。
成る程、確かにこれで義経=成吉思汗が即立証とはいかないにしても、とりあえず現在のところ有り得ないとも言い難くなった。
偶然と片付けるにはあまりにも暗合が多過ぎる。
歴史浪漫満天の傑作。

「ロンドン塔の判官」
エリザベス女王を描いた歴史短編。
個人的にはメアリ女王の方が好きである。






最終更新日  2019.08.06 04:13:03
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2018.05.20
カテゴリ:高木彬光
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名探偵神津恭介の最後の事件。
平成六年の作品で、著者は翌年亡くなっている。

社会派ミステリの影響を受けて本格ミステリにも現実味を加えるようになった氏の晩年の作品は、舞台は大都会東京で視点人物を新聞記者にしながら、非常に魅力的な謎に包まれた事件が描かれている。
近くに建物も無い、上空に何も飛んでいないそんな場所に、突然人が堕ちくるのだ。
いったい犯人は如何にして何も無い空間に人間を出現させたのか。
トリックは同じようなものでもっと優れた作品が他にあるし、それ程意外なものでもなかったが、意外な真相よりも魅力的な謎こそが本格ミステリの眼目であると思っているのでまあ楽しめた。

老境に入った神津恭介は伊東で隠棲しており、登場の場面は多くない。
それは残念ではあるが、それが残念であるだけに、神津に会いたくてやきもきする視点人物である記者に共感し寄り添えたのは良かった。
そしてやっぱり神津は素敵なのだった。
殺すから殺人計画を思い付いたのではなく、殺人計画を思い付いたから殺すのだ。
人は悪くない、人は弱いのだ。
罪を憎んで人を憎まずである。

幾多の傑作を残した氏の代表シリーズの掉尾を飾る神津探偵譚。
読了。






最終更新日  2018.05.20 07:36:46
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2018.04.21
カテゴリ:高木彬光
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「白雪姫」
双生児と雪密室を扱った作品。
がらりと様相を変える展開が面白い。
トリック、神津の推理は目を見張るものではない。

「月世界の女」
殺人や誘拐は起きない。
かと言って日常の謎と言ってしまってはあまりに奇抜過ぎる。
現代のかぐや姫を巡る、軽い推理遊戯。
楽しかった。

「鏡の部屋」
推理小説入門編。
トリックは極めて簡単なものだ。

「黄金の刃」
ある男が、俺は四次元を生きる男であり三次元に於いて完全犯罪も容易な事だと宣う。
そして実際に男が熱海にいる時間に、東京の自宅で殺人が起こる。
大胆な予告殺人、如何にして犯人は殺人を為し得たのか。
トリックは簡単なものだが、謎の設定が素晴らしい。

「影なき女」
連続して殺人予告もの。
しかし真相はこちらの方が凝っている。
数有る氏の短編の中でも特に良く出来たものだろう。
密室で被害者と犯人の「影なき女」が会談をしている。
異変を感じて踏み込んでみると、ニコチン針に倒れた被害者しかいない。
窓は厳重に閉め切られており、部屋を出たとしても廊には施錠された扉と人の目があり逃げ道は無い。
一体女は何処へ。
私立探偵が真相解明の為、後日現場で同じ状況を再現していると、大胆にもその殺人劇の最中でまたもや実際の殺人が前回と同じように行われてしまう。
出し抜かれた探偵が失意の中事務所に籠もっていると、そこへ「影なき女」が現れ探偵に会談を申し出る。
廊下には聴き耳を立てる関係者達。
またもや異変を感じ密室に踏み込むと、またもや女の姿は無く、私立探偵は凶刃に倒れ絶命の瞬間を迎えようとしていた。
途方に暮れる関係者達の前に現れる名探偵、神津恭介。
恭介が見抜いた真相は実に意外で、しかしながら最後にはそれしか無いと納得の溜息を漏らすものだった。
巧いっ。

「妖婦の宿」
探偵作家クラブの新春例会の余興で読まれた作品で、密室ものの最高峰にして犯人当ての最高峰。
こりゃ解らん。
探偵作家クラブの余興から生まれた名短編と言えば鮎川哲也氏の「達也が嗤う」も有名であるが、この作品は双璧を成す。
国内で有数の専門家を騙さないといけないのだから、気合が違う。
犯人の隠し方が実に巧みで、しかもねじ切れる程捻っている。
中途で語られる推理には解ってしまえばあまりに明瞭な欠陥があるが、それに全く気付かせない。
現代でも間違い無く通用する超絶技巧。






最終更新日  2018.04.21 06:53:31
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2017.08.06
カテゴリ:高木彬光
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有名なリドルストーリーと同じ題。
本格ミステリとしては大した作品ではないが、週刊誌記者を主人公に新興宗教や麻薬、セックスパーティと様々なサスペンスがある作品だ。
記者根性で深入りを繰り返し、女教祖をセックスで骨抜きにしたり、警察に先んじて調査を進めるのは面白かった。
本来こういった社会的な要素は好きでないのだが、高木彬光が書いてあると何故だか読めてしまうものだ。
代表作でもなんでもない作品たが、やっぱり高木彬光って好きだなあと感じた。






最終更新日  2017.08.06 14:33:10
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2017.04.04
カテゴリ:高木彬光
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高木彬光によるノンシリーズの短編集。
約二百八十頁の内に九編が収録されており、かなり読み易い。
どれも最後に一捻りがあり、一定の面白さを保障してくれる。
戦中のユダヤ人を描いたものや、メアリーエリザベス時代の英国を舞台にしたもの等題材にも幅がある。
ベストは皮肉たっぷり「レインコート」か、捻り方が特に良かった「死刑執行人」か。






最終更新日  2017.04.04 04:35:28
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