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2022.01.03
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カテゴリ:日常
子どもが、生まれて初めてのアルバイトをしている。

学校はかなり自由な校風で、アルバイトについても特に口出しはされないのだが、子ども本人が普段は学校の課外活動(部活ではない)が忙しく、なかなか時間が取れない。

この年末年始の休みに初めてまとまった時間が取れたので、自宅近くのスーパーでレジの仕事をすることと相成った。

私が初めてアルバイトをしたのも、同じくらいの年齢だった。

コンサート会場の場内整理員のアルバイトで、確か時給は500円だった記憶がある。

武道館のアリーナ席の通路で、客席の側を向いて柵を押さえて蹲む、通称「柵持ち」というのを何度かやった。

フリートウッド・マックの来日公演ではバックステージに回されて、演奏が終わって休憩のために控室に戻ろうとするスティービー・ニックスに労いの言葉をかけてもらったりした。

他にも、田園コロシアムでやっていたライブ・アンダー・ザ・スカイ(おそらく1980年の回)や、珍しいところでは1980年5月11日にたのきんトリオのネーミング発表イベントの会場整理もやった。
田原俊彦が、発売前のデビュー曲「哀愁でいと」を5回くらい歌っていた。

大学生になってからは家庭教師のアルバイトが主で、時給は2,500円くらいだったように記憶している。

子どもがやっている今回のアルバイトは時給が1,100円。
年末年始ゆえ、普段よりは高めになっている。

小遣いをそれほど多く渡していないので、子ども本人が手にすることのできる額としては、これまでにないくらいの金額になる。
楽ではなさそうなアルバイトだが、ほぼフルタイムで10日間ほど働くらしい。

夕飯を食べながら、子どもと話す。

1,100円で一日に8時間、8,800円。
それを月に22日ほどやるとして、193,600円。
正社員だとすれば、社会保険や税金を差し引かれて、手元に残るのは15万円くらい。
もし一人で暮らすとくれば、家賃、水道光熱費、通信費、食費などで、その全ては消えてしまうね、等々。

人がひとり安全に暮らすには、だいたいどれくらいのコストがかかるのか、実感を持って考えるには良い機会だ。

そこから、それでは月にどれくらいの収入があれば安全に暮らせるのか、逆算させてみたりする。
自由に使える金額が殆ど残らない事に、驚いたようながっかりしたような表情を少し浮かべたので、適当なところで話を終わらせる。

明日は朝9時からとのこと。
がんばれよ。





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Last updated  2022.01.08 01:31:32
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