ウッドデッキのある風景
< 新しい記事
新着記事一覧(全952件)
過去の記事 >
ながらくお待たせしました。 マンションデッキの本題開始です。 マンションの場合、ベランダは共用部になります。 そのため、取り外しができないような構造はご法度。 その他マンションことに規約があるかと思いますので、そのあたりには注意を払わなければいけません。 今回の場合、物入れも作るのですが、高さがベランダの手摺りを越えてはいけないこと。床板に固定をしてはいけないことを注意されました。 まずは根太組みから。 今回は高さが取れないので、調整束を使ってレベルをだすことはできません。 あらかじめ高さにあわせて根太を製材して転がすだけです。 イペの40x90を製材して、40x50とその余りを作りました。 ベランダが2面あるのですが、南面は50mmの根太の上に床板を。 東面は40mmの根太の上に床板を張りました。 根太を転がしてみて、ベランダの下地が凸凹の部分だけ削ったり、ゴムを挟んだりして調整します。 この材を用意していてふと閃きました。 20mmの板材に30mmの足をつければ50mmの根太ができるではありませんか! しかも根太同士の接合も容易だし、ゴムを挟むのも簡単だし・・・ 今回は一部にだけ採用をしましたが、次回はこの方式でいこうと思います。 転がした根太に床板をビス止めしていきます。 最近のマンションはベランダの高さが無く、網戸の下に床板を挟み込むことができません。 網戸がかなり外に張り出していますので、その分控えなくてはいけません。 手摺り側は当初は排水溝が見えるようにとのことだったのですが、施工直前になって壁まで床板を伸ばすように変更。 長さとしてはわずか10cmのことなのですが、施工性では大違いなのです。 壁から10cm離せば丸のこが使えるので、床板を適当な長さに張っておいて最後に切りそろえればいいのですが、壁に突きつけるときは、最初に切り合わさなければいけません。 南面は長方形のベランダですからそれほど苦にならないのですが、東はアール!!! これを1枚1枚角度調整をしながら切りそろえるのは至難の業でした。 南は1日半でできましたが、東は2日半掛かりました。 (長さはほぼ同じ) しかもこういう風に板を張るともう一つ問題が生じます。 排水の点検口が必要になる。 両端と真中とその間 計5ヶ所点検口を作りました。 図面では簡単な変更なのですが、現場では・・・ 最近アールのデザインを多用する方が多いですが、まとめて切りそろえるのと、今回のように突きつけるのとでは施工性が全然違うし、出来上がりの美しさも全然違うんですよ。 そのあたり考えてくださいね。 つづく
PR
Category
Calendar
Archives
Comments
Profile
アイアン・ウッド
四国香川からウッドデッキに役立つ木材を通販しています。 ウッドデッキができたとき、風景が一変。皆さんの笑顔が見たくて自分で施工もしているのです。
Favorite Blog
Freepage List
Headline News
Keyword Search