PASS THE ASHIBA PROJECT 2019「表参道の足場板」
たくさんの方に踏みつけてもらって、傷つき、擦れ、自らその身をすり減らして人を支え守ってくれた日本の杉の足場板。日本の杉は柔らかいから傷つきやすい、更には腐りやすいという理由で、高耐久のタフさを求められる物件ではあまり使われることはありませんでした。自称『杉の足場板の伝道師』の僕はそんな杉の足場板が大好きなんです。そんな杉の足場板をステキに、そしてリーズナブルに使えないものか、そんなことばかり考えていて実現したプロジェクトがこの「PASS THE ASHIBA PROJECT」です。これまでも何度となくやってきたこのプロジェクト、想定以上にパワーと入念な準備が求められますが、参加された方を含めその満足度も想定以上! ということで、懲りずにまたやります!!ちょっと整理も含め、これまでの軌跡を・・・初回は2017年春の表参道、新品の足場板を熟成させた最初の事例です。https://plaza.rakuten.co.jp/woodpronakamoto/diary/201701260000/ https://www.facebook.com/keisho.nakamoto/posts/1479434945448591 続いて、まだ記憶に新しい2019年春の永田町の物件です。https://plaza.rakuten.co.jp/woodpronakamoto/diary/201812130000/ そして今回の表参道へと引き継がれてきました。表参道交差点から青山通りを都心部に向かって100メートルほど歩いたところにあるビルの谷間の空地、これを数年前から期間限定で幾度となくリニューアルしながら、たくさんの方に親しんでもらっている「場」です。今回のリニューアルで新たに投入した新品の杉足場板(長さ2000×幅240×厚35mm)は約250枚、11月2日のオープンからオリンピックが終わるまでの1年限定での利用です。その間、日本のみならず世界中のたくさんのお客様に使ってもらって、いい感じに熟成したところで、このバトンを次の方にパスしていきます。という訳で、1年後が楽しみです。あくまで予定ですが、そのタイミングで、既存の施設も取り壊しとなる計画ですので、そこで使っていた足場板(リニューアルの過程でグレーやブラックに塗装したものもあり)も大量に発生する予定です。木になる方、ぜひ表参道のCOMMUNEに行ってみてください。とても寛げるいい空間です(^^)/台風の影響もあってオープンがちょっと遅れた表参道の新たなCOMMUNE今回新設したイベントスペースの床に足場板使ってます!https://www.facebook.com/keisho.nakamoto/posts/2796937527031653 (参考)このプロジェクトについての取材記事です。WOODPROが手掛ける杉の足場板https://www.gaiax.co.jp/blog/rooftop_scaffoldboard/