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蕎麦アレルギーの木まぐれ日記

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2012.02.15
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0杉足場板(新品) 厚み一寸二分(35mm)、幅八寸(240mm)の無垢の一枚板、現場の職人さんの命を預かる仮設材としての使命から生まれた実にタフな資材です。
その期待役割から、見た目の美しさよりも、打たれ強い強度が最優先であることは言うまでもありません。良く言えば健康美といったところでしょうか。
見てくれ重視の建築資材と違って、少々野暮ったいけど廉価で力強い杉足場板の魅力が少しずつですが広まってきたのを実感しています。自称杉足場板の伝道師としては実にうれしいことです。
日本古来から親しまれてきた日本の杉、その使い勝手の良さから、庶民の木として長くお役に立ってきた裏山の杉が当たり前のように使われる日を夢見ながら、これからも活動して参ります。

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素材のチカラを楽しむには、その厚みを生かした棚板でのご利用が効果的です。比重0.38の杉だからこその軽さ、扱い易さ、そしてコストパフォーマンスの良さは数多ある樹種の中でも抜群でしょう。

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2007年秋、すべてはここから始まったと言っても過言ではありません。新品の杉足場板の魅力にいち早く気づき、ご利用いただいたお店、今は無きエキュート立川の「D&MOTELS STORE」での使用例です。表面を軽くサンディングしてバリを取り、エッジ部分は5mmの切り面加工をしてあります。これをご縁にD&DEPARTMENTのナガオカケンメイさんの大ファンになりました。

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こういう壁面を作るにも杉は適材です。厚み、幅、長さをランダムに組み合わせるデザインは昔から人気ですが、国産の杉を使うことに意義があります。
こちらの物件はもうすぐオープンする大型店舗(渋谷東急ハンズ7階のハンズカフェ)のファサード部分ですが、どこにでもある建築資材の杉板と組み合わせてデザインされています。

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とある居酒屋さんの床の例です。木の床の上を歩いているという歩行感が結構いいんです。ここがモルタル床との感覚の違いですね。こういう床なら働くスタッフさんも足の疲れが違います。

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北青山のファンライドステーションさんが2年前にオープンされた時の写真です。
多少の隙間は出ますが、その自然なままの使い方が私は好きです。中には接合部分に凹凸加工をされる方もいらっしゃるようですが、そもそもがこのボリュームですので、それでも材の癖を拾って部分的な隙間が出たりします。結果的には、そんな手間暇かけずに、自然のままにご利用いただくのがコストダウンにもつながって尚良しというのが私の見解です。

その後どうなったか・・・経年変化の様子が気になりますよね。
先日とある県の公共施設物件にご紹介いただいたお礼を兼ねて訪問させていただきましたので、その時のレポートです。

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約2年経過したファンステです。毎日多くのお客様が利用されるお店ですが、今も快適にご利用いただいております。写真では分かりにくいのですが、このカウンター前はピンヒールの跡が結構付いています。ヒールで来店し、スニーカーに着替えてトレーニングに出掛けられるということですが、さすが都会のど真ん中ならではですね。

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こちらの物件をご覧になった県の職員さんが、外国産の木材を使用する予定だったのを「これだ!」ということで即決。急遽国産の杉足場板に仕様変更されたのです。ありがたいことです。

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スタッフさんに「何か不自由はありませんか?」と聞いたところ、「先日隙間に自転車ならではの工具(4mmの六角レンチ)が落ちてしまい、取り出すのに苦労しました。まぁそれくらいですね。」とのこと。何とかホジホジして取り出したそうです。

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タイヤの跡がついて一番汚れていたところを敢えてクローズアップしてみました。実際、そんなに気になりません。もちろんどうにも気になれば、サンディングしてもらったらまたきれいな地肌が出てきます。実に優れものです。こういうメンテナンス性の良さも、表面塗装をせずにそのまま使えばこそです。食べこぼしが多い飲食店では艶消しのクリア塗装をおススメしていますが、ファッションやスポーツ系のお店ならそのままのご利用がお手軽です。

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入口のデッキ部分です。日当たりがいいこともあって、紫外線で見事なシルバーグレイになっていました。落ち着いた印象で、はっきり言って新品の時よりもいい感じです。

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ほぼ屋外の一番条件の厳しいところは、風雨にも晒され木目が凹凸になって天然の浮造りに。手触りも最高です。

いかがでしたでしょうか?ちょっと気合いを入れて新品の杉足場板レポートをしてみました。
使い古した杉の足場板をリユースすることにも価値はありますが、そもそも日本の国土には、使いきれないほどの植林された杉の木があります。にもかかわらずそれを利用できない状況にあることが問題です。これこそが実にもったいないことです。不肖ながら私も一人の林業家として、これは放っておけない問題でもあります。という訳で、杉足場板の伝道師の今年のテーマは新品の魅力をお伝えすることとしました。
少しでも新品ならではの素材のチカラとその魅力を感じていただければ嬉しいです。


2012/04/15 追記

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東急ハンズ渋谷店の7階にこのたびオープンしたばかりの直営のハンズカフェのグリーンテラスには素材感あふれる新品の杉足場板を使っていただきました。
ブラウン系の塗料で化粧するのではなく、あくまで素のままで使うことで主役のグリーンを引き立たせてくれます。
経年変化とともにグレイッシュになる過程も自然でいいものです。環境に負荷をかけない、そんな自然体な暮らし方の提案もメッセージの一つなんです。





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Last updated  2012.04.15 11:07:23
コメント(11) | コメントを書く


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Re:素材のチカラ~新品の魅力(02/15)   rk78611 さん
ブログ拝見させていただいております。
足場材新品を家の中のフローリングにと考えていまして
サンダーで削り、オイルを塗り張っていこうと思っているのですが
ここに出ている写真の足場は元々は新品で、土足で使用する場所で使う為
サイディングなどはしていないのでしょうか?
綺麗にささくれもなさそうに見えるのですが。。。。
自分でサイディングしようと思ってサンダーも買ったのですが、手間がすごくかかるのでしょうか?
他に床材としてお手ごろな足場はありますか?
(2013.02.19 16:53:51)

Re:素材のチカラ~新品の魅力(02/15)   yaako さん
こんにちは。ブログ拝見させてもらっています。
rk78611さんと同じく新品の足場板を住宅の床に貼りたいと考えています。もちろん無垢材なので、隙や反りが出ることは承知です。ただ、裸足で歩くことは向かないのでしょうか?新品だから問題ないのかなと思っているのですが・・・
お返事いただけたら幸いです。 (2013.03.07 11:26:19)

Re[1]:素材のチカラ~新品の魅力(02/15)   蕎麦アレルギー さん
rk78611さん
返事が遅くなってすいません。(今気が付きました<(_ _)>)
新品の足場板は機械でブラッシングしてある程度のトゲトゲは取り除いています。土足用ならそのままで大丈夫ですが、室内とか手で触る棚板や家具等にご利用になる場合は、現地にて更なるサンディングが必要になります。サンダーの番手も粗目でざっくり落とすくらいがオススメです。しかし、それでも室内の床用としてはあまり一般的ではありません。好みの問題ではありますが、勇気と覚悟が必要な材料です。
反りとか隙間とかも出ますので、雰囲気だけを求めるなら5mmに挽き割ったT-5Cシリーズがオススメです。
以上参考まで。もう少し詳しくという場合は、直接窓口へご相談ください。0829-74-3716まで! (2013.03.10 17:02:01)

Re[1]:素材のチカラ~新品の魅力(02/15)   蕎麦アレルギー さん
yaakoさん
続けて回答させていただきます。足場板を使う覚悟は出来ているようですね(^O^)
素足で歩く、足の裏で木目を感じる、そういう使い方は僕も好きですが、WOODPRO杉足場板専門店の新品をそのまま使うのでは十分ではありません。もっと表面を滑らかに仕上げる必要があります。
そういうニーズがあるので、実は広島の実店舗で販売している新品は私が実験的になめらかに仕上げたのを販売しています。良かったら使ってみませんか? 今年の秋の新商品としてデビューさせたいなって思っている仕上げです。モニター価格で対応しますよ! (2013.03.10 17:11:19)

Re[2]:素材のチカラ~新品の魅力(02/15)   yaako さん
蕎麦アレルギーさん
お返事ありがとうございます。やはりそのままの使用はおすすめではないのですね。伺ってみてよかったです。実験足場板、非常に興味があります。お店へ行けば見せていただけるのでしようか?
実は今日も大工さんと話をしていて、え?足場板?ほんとにいいの?と本気で心配していました。私としてはせっかく自由にできるリフォームなので是非使ってみたいのですが・・・
あと、足場板の建具なんかもおもしろいな~と思っています。
現場の反感かいそうです(笑) (2013.03.13 00:56:49)

Re[3]:素材のチカラ~新品の魅力(02/15)   蕎麦アレルギー さん
yaakoさん
ショップにご来店いただければもちろん見ることはできますがお近くですか? 一枚一枚表情が違いますので、そのばらつき感を確認するにもご来店が一番ではありますが、何せ広島ですからね(^_^;)
難しいようなら現物サンプルお送りしましょうか?
実費送料840円ご負担いただければ全国どこにでも発送させていただきます。
よろしかったら直メールください。
nakamoto@woodpro21.com (2013.03.14 12:03:54)

Re[4]:素材のチカラ~新品の魅力(02/15)   yaako さん
蕎麦アレルギーさん
なんと広島です(^◇^)
お店も近くですので、近いうちに行ってみます!!
楽しみです。
ありがとうございます。 (2013.03.14 14:52:23)

Re[5]:素材のチカラ~新品の魅力(02/15)   蕎麦アレルギー さん
yaakoさん
なんと広島ですか、それは良かった♪
普段私はお店にはおりませんので、一応案内しておきますね。ショップ2階の素材コーナーの一番左に立てかけてあります。商品の案内は以下のようになっています。

------------------------------------------------
WOODPRO Shop限定販売品

【0-1-なめらか仕上げ】杉足場板(新品)
長2000×幅240~235×厚35mm前後
\2,520/枚(税込)

(商品の特徴)
ネット販売している新品の杉足場板を磨いて“いい感じ”に仕上げたものです。(ネットでは「オーダーなめらか仕上げ」として別注で承っています。)
新品の足場板は幅広の一枚板というボリューム感が大きな魅力。更には程よく残した鋸跡が醸し出す素朴な味わいが、空間演出の幅を広げてくれます。
そのまま使うも良し、オイル塗装して仕上げるも良しです。とりわけカラーオイルで仕上げると鋸目や傷目にオイルが深く浸透し、仕上がりに一層のメリハリを効かせてくれます。
他素材と比較しても抜群にコストパフォーマンスが良く、店舗内装の業者さんの間では大人気商品となっており、全国のショップの内装やスタジオ、ギャラリー等で多用されています。
------------------------------------------------

ここに置いてあるのは棚板や家具用の素材としての販売ですので板の両面をなめらかに仕上げており、かつ一枚一枚選べることから、お代も(通常の新品の価格+加工代(なめらか仕上げ))×2割増しとなっています。

ある程度まとまったご注文で、別注の場合ですが、板の選別なしでお任せいただけるのであれば、2,180円/枚(新品1700円+加工代480円)で承ります。納期はご注文のタイミングで確認ください。通常1週間くらいですが、タイミングが悪いと2週間程度お待ちいただくようになるかもしれません。

※ご注文の際は、直接私に連絡いただくか、またはその旨ショップのスタッフにお申し付けください。

「WOODPRO杉足場板専門店(ネットショップ)」店長 中本(杉足場板の伝道師)…蕎麦アレルギーです(^_^;)
(2013.03.16 04:38:24)

フェイスブックのご案内   蕎麦アレルギー さん
yaakoさん、フェイスブックやってますか?
もしアカウント持ってらっしゃったら以下のFBページからコメントもらったら、携帯と連動しているので、もう少し確実に私と連絡取れます。(このブログは毎日チェックが難しいので)
ご来店のタイミングが分かればFBにメッセージ入れてもらったら、直接ご説明出来るかも知れません。
よろしくお願いします。

WOODPRO杉足場板専門店
https://www.facebook.com/WOODPRO.ASHIBA (2013.03.16 04:49:41)

Re:フェイスブックのご案内(02/15)   yaako さん
蕎麦アレルギーさん
詳しい説明ありがとうございます。
フェイスブックはあいにくやっていないので、メールに直接ご連絡させて下さい。さっそく送ります。よろしくお願いいたします。 (2013.03.17 01:12:32)

Re[1]:フェイスブックのご案内(02/15)   蕎麦アレルギー さん
yaakoさん
直メールアドレスはこちらです↓
nakamoto@woodpro21.com
ご連絡お待ちしています。
よろしくお願いしますm(__)m (2013.03.18 14:29:37)


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