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蕎麦アレルギーの木まぐれ日記

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2017.07.17
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今では珍しい足場丸太の現場があると聞いて京都の清水寺に行ってきました。
壮観でした。感動ものです。

その時のレポートはこちらのFacebookでご覧ください。

京都府ではこういう昔ながらの工法を伝承すべく、敢えて足場丸太で改修工事を進められています。素晴らしい取り組みですね。


真ん中が有名な清水の舞台です。

(参照)錦雲渓(きんうんけい)の急な崖に、最長約12メートルの巨大な欅の柱を並べ、「懸造り」という手法で、釘を一本も使わずに組み上げた木造建築です。
本堂から張り出した「舞台」はちょうど4階建てのビルの高さにあたり、京都市街の眺望が見事。面積は約190平方メートル、410枚以上のヒノキ板を敷き詰めた「桧舞台」です。



こんなところで多用されるのが杉足場板ですが、一般には鋼管資材で組み上げますが、これは太さの違う足場丸太をなまし番線で締めて使うというもので、今時の鳶さんでは多分無理な工法です。現代の効率と安全を最優先する工事現場では、この工法は先ずお目にかかりません。
WOODPROでも20年くらい前まで仮設リース用に資材を保有していましたが、まったくお声がけいただくなったので、地元のキャンプファイヤーに供出したのを覚えています。


私もいい機会なんで、ちょっと古いデータを探して整理してみました。

ありがたいことにWOODPROでは杉足場板という資材を通じて、こういった職人さんとのご縁があり、国宝の建設現場を見せていただくこともあったりします。


こちらは二条城の現場を見せてもらった時のショット、目の当たりにする葵のご紋、役得です。見ての通りこちらは通常の鋼管パイプと杉足場板の組み合わせで丸太は使っていません。


その際に事務所で見せていただいたのがこちらの写真、そう十円玉の裏側の・・・宇治の平等院、ここも清水寺と同様に大量の足場丸太を使ってご修復をされました。

古来より裏山の丸太を削って、それを縦横に組んで、その上に板を載せて作業していたんです。
そう、こんな感じで。


京都の山間部の倉庫には所狭しと足場丸太が積み上げられています。元口サイズ(丸太の元の太い方)で10センチ足らずのものから、30センチオーバーの大径丸太まで、見ての通りです。




番線で締めあげた跡が渋すぎます


足場丸太美


こちらに立てかけてある長さ2メートルの足場丸太が可愛かったので、足場板納品の際に無理言って記念に分けてもらいました(^O^)

こういう時代だからこそ、敢えて面倒くさいことが大事になってきたような気がします。
そこから気づく何か、学ぶ何かがあるのかもしれません。





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Last updated  2017.07.17 13:09:18
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