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蕎麦アレルギーの木まぐれ日記

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2020.02.12
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​​店舗のみならずオフェスビル内や公共施設等で従来の無機質な素材ではなく温かみのある木質の建材を使いたいというニーズが急速に盛り上がってきています。新国立劇場にオリンピックの諸施設、開業ラッシュ気味のホテルでも木目を生かしたデザインが目につきます。
そんなところに使われる材料は内装制限によって使える建材の不燃化が法律によって制限されているケースが多く、そこをクリアしないと採用には至りません。
そんな背景もあり、日本の杉や桧に代表される針葉樹もいろいろなメーカーから不燃対応した建材が誕生しています。もちろんWOODPROも検討しましたが、結論から申し上げると断念せざるを得ないということとなりました。市場のニーズがあるだけに誠に残念なのですが、現在の国土交通省の認定基準を満たす不燃または準不燃の杉足場板(古材)は古材が持つ特性故に成立しません。という訳で、改めて宣言します。
「杉足場板(古材)の不燃木材から完全撤退します!」
「杉足場板(古材)は内装制限内でご利用ください。(例)腰壁や什器に」

撤退宣言というからには、昔作って販売していた経緯があります。
記録を調べてみたら・・・

2007年6月 杉足場板(古材)準不燃材新発売
2008年春 杉足場板(古材)不燃材新発売
その後、薬剤委託注入先が国土交通省の指導により不燃事業から撤退、それに伴い2010年発売中止に・・・。

そうなんです、過去に生産販売してました。生産上の都合でやむなく販売中止となったのです。
あれから10年、お客様のニーズ調査において声の大きかった杉足場板(古材)の不燃材、空白の10年間でいろいろな課題が解決してくれているのではという甘い期待に胸躍らせて検討を進めて参りました。

しかし、根本的に何も変わっていませんでした。10年前の認定基準ではOKであっても、現在新たに認定申請した場合、認定上の条件が追加となっており、杉足場板(古材)では確実にNGとなります。昔の認定基準でOKなんだから、今も有効なその認定証でまかり通りという見解もありますが、製造メーカーとしての社会的責任において課題があるというのが弊社の結論です。

新品の杉板と違って杉足場板(古材)には様々な欠点(節穴、割れ、欠け、寸法精度の悪さ等)があります。古材としてはその欠点が魅力に変わる訳ですから、選別してどうにかなるような次元の話ではありません。それが今の認定基準を満たし得ない一番の理由ですので、どうにも成立しません。

そんな訳で、WOODPROは限りある資源の杉足場板(古材)をもっと喜んで安心してご利用いただけるところにこれからもお届けしていきます。どうぞよろしくお願いします。


(参考)昔作っていた不燃の杉足場板(古材)です。






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Last updated  2020.02.14 15:21:08
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