2013/08/18(日)22:04
零式 『寓話』とその後
初めて来ていただいた方に
仕事はありましたから、ボ〜としてたわけではないですが
前回の日記から2ヵ月半
あきまへん(^_^;)
あきまへんけど、打開策も見つからず…
今回は、零式が5月にリリースした『寓話』についてちょっと。
絶望の中から、自らを探し出そうとする「エレファントマン」から
自分が愛されていることの感動を歌う「よろこびの歌」まで
朝真、渾身の歌が6曲、収録され
バックの演奏も、申し分なく、素晴らしいアルバムに仕上がっています。
エレファントマン
ハローワールド
所を捨て、街に(ショヲステ、マチニ)
隼(ハヤブサ)
銀河鉄道の夜
よろこびの歌
「エレファントマン」はかなり前に作られた曲で
ツバメ時代に朝真が作ったそうです。
ぼくが何度かライブで見聞きした演奏では
この↓ライブ映像のように
http://www.youtube.com/watch?v=DvECnIeEht4
2009年12月12日、下北沢ガレージのライブより。
サイケデリックなサウンドをバックに
朝真のモノローグで曲が始まりますが
『寓話』では、朝真の力強いアカペラは最初、胸に響きます。
♪鏡に映る自分が 涙を流しながら 笑う僕に問い詰めてくる♪
♪お前はいったい何者だ?うまく生きていく為に♪
♪捨ててしまった名前を思い出せ♪
次の「ハローワールド」は軽快なロックンロール
将人の速弾きもあります。
♪こんな時代と毒を吐くが 毒を吐く相手がいるわけで♪
♪ノロうよりノロけよう ハロー ハロー♪
寺山修司を思い出させる「所を捨て、街に」(ショヲステ、マチニ)
『あさましき』に入れてもおかしくない曲ですが
ぼくの20代の知人2人が、『寓話』の中で
この曲を一番気に入っていることには、驚きました。
♪外に出て 路傍の花探せ ほら 今君は動いたじゃないか♪
♪少しづつ ゆっくりでいい そのかわり毎日 見つかるまで♪
そして、零式と言えば「隼」ですね
前回のアルバムにはライブ演奏が収録されていました
また、2007年のクリスマスプレゼントとして
ファンに贈られた「隼」の音源がありますので
今回で3度目のCD化です。
「銀河鉄道の夜」
CDジャケットのモチーフになっていて
3年程前に書かれた大傑作。
零式の歌はうまいけども、私には合わない
と生意気言っていたうちの娘も、この曲は気に入ってます
それがどうしたって話ですが(笑)
♪へたくそな文字で書いた夢
いつでも目を瞑ればすぐに思い出せるんだろう?♪
♪想いおこす少年の日々 思い描いた未来へ♪
♪さぁ ジョバンニよ 道案内をしてくれ♪
♪こぼしてしまった笑顔が ゆらゆら揺れるもんだから♪
♪それを頼りに汽笛が 汽笛が鳴るんだよ♪
最後を締めくくる「よろこびの歌」は、9分30秒もの大作
タイトル通り、よころびの世界へとリスナーを導いてくれます。
♪意外に僕は愛されていて 許されていて 生かされていて♪
♪それは君とて同じなんです ほらまた朝陽が昇ったよ♪
『寓話』がリリースされて2ヵ月後
朝真には娘が生まれました
3000gを越える元気な子でした。
寓話から現実へ、零式の活躍をお見逃しなく。