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コモリ目線(ロングバージョン)

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Jul 4, 2004
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 きのう、高校時代からの友人より電話がかかってきた。

 「こないだ、紳助がSMAPの番組に出てたん、見た?」

 「あっ、オレも気になってたんやけど……」

 じつは僕もその日の新聞を見たとき、めずらしく島田紳助が誰かの番組に
 ゲスト出演するというので興味があったが、ほかにどうしても見ておきたい
 番組があり、迷った末にそちらを録画することに決めたのだった。

 話によると、彼は番組中、年齢的にもキャリアとしても、自分より
 ひと回りほども違うSMAPメンバーに対し、

 「○○なんですか?」

 「僕は××をしていまして」

 と、終始ていねいな“敬語”を使っていたらしく、「若い」というだけで
 取引先に横柄な口の利き方をされてしまうこともある自営業の友人としては、
 強く心に思うところがあったらしい。

 「やっぱり紳助は違うなぁ。
  ホンマにすごい人やわ」

 と感嘆している彼のセリフを聞きながら、僕はふと子どもの頃のことを
 思い出した。


 小学生のとき、無類のドッジボール好きだった僕は、ときどき
 休み時間に、担任の先生が飛び入りで参加してきてくれるのを
 このうえなく楽しみにしていた。

 自分よりずっと体の大きな大人に対し、全力の球を投げ込めるのは、
 子どもながらに嬉しかったし、また先生も手加減なしにこちらへ
 剛速球を投げ返してきてくれることが、自分を一人前として
 認めてもらえたようで、誇らしい気持ちがした。

 ただ、中に、明らかに右利きのはずなのに、安全面への配慮からか、
 わざと左手で投げてくる先生がいて、いくらその球が速くても、
 テンション(当時はそんな言葉を知らなかったが)がまるで
 上がらなかったことを覚えている。

 いくら小学生とはいえ、自分を一人前として扱ってもらえないことは、
 僕にとって、少なからずプライドを傷つけられてしまう行為だったのだ。


 そして、もうひとつ。

 僕が関西で過ごしていた頃、大学在学中からお世話になっていた
 編集プロダクションの社長に、

 「これからはライターとして活動していきます」

 と報告をしに行ったとき、それまで、

 「小森くん」

 と呼んでいた社長が、ごく自然に、

 「小森さん」

 と、呼び方を変えてくれたときの嬉しさが、
 僕はいまだに忘れられない。






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Last updated  Apr 17, 2012 10:27:02 PM
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