試験室管理記録とは?試験室管理記録とは、読んで字のごとく、試験室の管理記録です。この記録には、設定した規格・基準に適合していることを確認するために実施さ せる各試験・検査を含む全試験の完全なデータを含む必要があります。 特に以下のことが記録されていなければなりません。 1.検体について、原材料名・製造元、ロット番号、検体採取日、量。 2.試験方法に関するコメント。 3.各試験に使用したサンプル量、測定値。標準品、試薬、調製記録。 4.生データ(グラフ・チャート)。 5.計算式の記録。 6.試験担当者の署名・試験日。 7.照査した担当者の署名・日付。 8.分析方法に対する変更。 9.機器・装置・ゲージ・記録装置の校正。 10.安定性試験。 11.規格外試験結果に関する原因調査。 よく査察などで試験室管理記録を見せてほしいとの要望があります。査察 官は上記の記録をチェックしております。特に規格外の記録には必ず目が 行きます。 日頃からのこまめな記録が大切ですね。 |