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イラン

2021.04.29
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カテゴリ:イラン

 

楽観的な発言とは裏腹に、困難を極めるイラン核協議

 

イランのロウハーニー大統領とEU、ロシアの交渉担当者は、ウィーンでの核協議で大きな進展があったことを強調しているが、米国とイランの立場にはまだ大きな隔たりがあると、核協議に詳しい米国とイスラエルの3人の関係者が語ってくれた。


状況はどうなっているのか

火曜日に協議が再開されたときのウィーンからの公式声明は、双方が合意に向けて前進しており、現在の課題はプロセスを加速させることであるという印象を与えた。

しかし、関係者によると、交渉室内の雰囲気はあまり前向きではなく、はるかに厳しいものだったという。


関係者の話によると ロウハーニー大統領は今週、「作業の70%が完了した」などと楽観的な発言をしている。


協議に詳しい米国の関係者は、この評価を「楽観的すぎる」と言い、こう付け加えた。「差し迫ったものはない。まだまだ道のりは長いのだから」


難航している理由の一部は、協議が間接的な形式で行われていることに起因しており、
また一部は、米国が2015年以降に課したすべての制裁を解除する、しかも、イランが独自の措置を取る前に解除するという要求をイランが撤回しないことに起因している。


次は何だ?

米国のMalley特使は本日ウィーンに到着し、EUの仲介者を介してイラン側との間接協議を続けています。


イランのアッバース・アラーグチー外務次官は、2つのワーキンググループ(1つは米国の制裁緩和に関するステップ、もう1つはイランの核遵守に関するステップ)が合意事項の草案作成を開始すると述べた。

また、米国とイランのステップの順序を議論する第3のグループも今週中に作業を開始する予定とのこと。

ただし、国務省はコメントを拒否している。


楽観的な発言とは裏腹に、困難を極めるイラン核協議
Despite optimistic statements, Iran nuclear talks proving difficult
Barak Ravid
https://www.axios.com/iran-nuclear-talks-vienna-optimistic-statements-ccc970c1-ba67-4930-abaf-00e8d59b87c6.html







最終更新日  2021.04.29 17:00:45


2021.04.15
カテゴリ:イラン

 

イラン、イスラエルの攻撃に対抗してウランを60%まで濃縮

 

アッバス・アラグチ外務副大臣は、2回目の核協議のためにウィーンに到着した際、国際原子力機関(IAEA)の事務局長に対し、イランが60%のウラン濃縮を開始することを伝えたと記者団に語っています。

 

なぜそれが重要なのか:

これは、トランプ政権が2018年に合意から離脱して以来、イランによる2015年の核合意に対する最も深刻な違反となります。

また、現在行われている協定の救済に向けた取り組みにも深刻な打撃となります。

今回の発表は、イランがイスラエルを非難しているナタンツNatanzのウラン濃縮施設での爆発を受けてのものです。

今回の発表では、核兵器の製造に必要な90%濃縮には至らないものの、これまで以上にその基準に近づくことになります。

イランは1月以降、20%まで濃縮を進めていました。

これは、核取引の前にイランが濃縮していたレベルでもあります。

 

アラグチ氏は、破損した遠心分離機の交換に加えて、濃縮能力が50%向上した遠心分離機をさらに1,000台、ナタンツに増設すると付言しています。

アラグチ氏によると、EU代表団のメンバーがCOVID-19の陽性反応を示したため、ウィーン会合の再開は水曜日から木曜日に延期されました。

 

一方、米国とイスラエルの高官は火曜日にイランに関する戦略的対話のために会合を開きます。

 

バイデン政権はナタンズの爆発事故の件とは距離を置いており、ウィーンでの会談が予定通り行われることを望んでいるという。

 

イランの発表の直後、レバノンとイランのメディアが、イスラエル所有の船がオマーン湾で攻撃されたと報じました。

イスラエル当局はこの報道を確認し、イランがこの攻撃の背後にいる可能性が高いと述べました。

 

ホワイトハウスのジェン・プサキ報道官は、「イランの挑発的な発表は...イランの交渉における真剣さに疑問を投げかけるものである」と述べましたが、一方、米国はイランとの外交を継続することも強調しています。

 

次は何だ:

米国とイスラエルは、4月末にイランに関する第3回目の戦略的協議を行う予定です。

 

ホワイトハウスによると、本日行われた両者間の仮想協議において、ジェイク・サリバン国家安全保障顧問は、イスラエルのメイル・ベン・シャバット氏をフォローアップ協議のために今月末までにワシントンを訪れるよう「温かく招待した」ということです。

 

イラン、イスラエルの攻撃に対抗してウランを60%まで濃縮
Iran to enrich uranium to 60% in response to apparent Israeli attack
Barak Ravid
https://www.axios.com/iran-enrich-uranium-60-percent-after-natanz-attack-90d9a8a4-740c-402b-802c-13cde7108241.html







最終更新日  2021.04.16 20:12:52

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