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ロシア・インド

2021.05.13
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カテゴリ:ロシア・インド

 

ロシアとインドの海軍同盟の可能性は?

 

ロシアは賭けに出ようとしている。

インド海軍の旗艦である空母INSヴィクラマーディティヤが、オーストラリア海軍や日本の海上自衛隊との訓練を含む、アメリカ海軍とのMalabar 2020合同演習の第2フェーズに参加したわずか2週間後、インドの軍艦は、インド洋東部でロシア海軍と一緒に行動する「パッシング・エクササイズ」(PASSEX)という別の演習に参加した。

 

2020年12月の第1週に行われた2日間の合同海軍演習には、インドで建造された初のステルス・マルチロール・フリゲートである国産艦「INS Shivalik」と、対潜水艦戦(ASW)コルベット「INS Kadmatt」が参加した。

インドの軍艦2隻には、ロシア海軍のミサイル巡洋艦「Varyag」、大型ASW軍艦「Admiral Panteleyev」、タンカー「Pechenga」が加わった。

 

インド海軍のVivek Madhwal報道官がTassに語ったところによると、今回の演習は、2国の友好的な海軍の間で、作戦上の互換性を高め、相互理解を深め、先進的な経験を交換することを目的としている。

新型コロナウイルスの大流行が続いているため、両国の船員が個人的に接触することなく、海上での交流のみが行われたという。

 

このPASSEXは、戦争や人道支援の際に、両海軍が意思疎通と協力関係を築けるようにするために行われたもので、典型的な閃光演習、セマフォ演習、旗揚げ演習などが行われたようだ。

また、インド海軍の報告によると、今回の演習では、両海軍は共同対策を行い、水中目標に対する演習やヘリコプターの運用にも参加したとのこと。

 

このような演習は、協力関係を実践するだけでなく、両国の潜在的な協力関係を強調するための「旗印」でもある。

今回の場合、ニューデリーは多くの国際的なパートナーがいることを示し続けており、そのメッセージは、演習から何千マイルも離れたヒマラヤ山脈でインドと睨み合いを続けている北京に向けられたと思われる。


The Hindu.comによると、インド海軍は2020年に13の二国間および多国間の演習に参加した。

この中には、先日行われた「Malabar 2020」のほか、7月にアンダマン・ニコバル諸島(A&N)付近で行われた米海軍の空母打撃群「USS Nimitz」との航路演習や、最近行われた日本・海上自衛隊とのPASSEXも含まれている。

 

直近のインドとロシアのPASSEXは、モスクワがインドの最大のライバルであるパキスタンとの海軍協力を強化すると発表した1年後に行われた。

昨年12月、ロシア海軍司令官ニコライ・アナトリービッチ・イェフメノフ提督は、パキスタン海軍長官ザファル・マフムード・アバシ提督とイスラマバードで会談した。

パキスタンは、ソ連から借りていた9,350万ドルの返済にも合意し、パキスタンとロシアの関係に影響を与えていた大きな障害が取り除かれた。


インドがワシントンとモスクワの両方と緊密な関係を維持しようとしているように、ロシアもパキスタンとインドの両方と協力することで賭けに出ようとしていることは明らかである。

(上記は、当ブログ筆者が一部を論点整理したものです。詳細は、下記の原文にあたって下さい。)

 

ロシアとインドの海軍同盟の可能性は?
Just How Likely Is a Russia-India Naval Alliance?
by Peter Suciu May 10, 2021







最終更新日  2021.05.13 22:02:32


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