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宮崎あおい -その宇宙-

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2009.09.01
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カテゴリ:カテゴリ未分類
( 映 画 )



  パンクとは何か、ロックとは何かとの答えの材料を何一つ私は持ち合わせていない。けれども宮藤官九郎監督の映画『少年メリケンサック』は、そういう何も知らない私が観ても、あヽ、愉快な映画だ、本当に楽しくて元気をもらった!!と云える、これこそ娯楽の原点だと感じられた作品でした。観終わったとき作品の完成度としては65点、娯楽の醍醐味を味わえた点は満点だと小賢しく考えてしまったんですが、果たして完成度を求める必要があるんだろうかと考えた時、イヤイヤそんなのは全く不要だ、してみると、もう作品としては満点以外の何ものでもないナと思いました。筋は略しますが、何より役者さんそれぞれの個性が生きている。輝いている。良と俗、全てに渡った彼らの言葉、表情、行動は、乱暴でもあり、愉快でもありで、それが私を楽しませてくれる。特に主演、宮崎あおいちゃんの喜怒哀楽にわたった演技は、もう筆舌に尽くし難い。同時進行だった大河ドラマ『篤姫』とその内容が対極とも取れるハジケた演技は、彼女が本来持つ演技の芯がしっかと地を張ってるため、けっして緩んで崩れることはない。本当に愛すべき素晴らしい役者さんだと思います。
  云わずもがなではありますが、映画にも大きく分けて芸術作品と娯楽作品があります。当然これは後者ですので、ただヽ、観て楽しければそれでイイ。その中でもし、今でも熱い情熱を持って突っ走る‘中年連’に、悲哀や憧憬を少しでも感じたとすれば、それはスバラシイ事かも知れません。本当のパンクはどうだとか、音楽性への冒涜だとか、この作品に小賢しい“芸術論”は不要である。楽しめればそれでイイんです。楽しめて元気をもらえればスバラシイ。さらには、また観たいと思えばそれはスゴイ事なんです。それが娯楽映画の原点の一つだと思います。でもこの作品、どこかチャップリンの映画にも通じるところがありますね。その匂いがあります。
 最後のドタバタでボーカルのジミーがまた殴られて、皆ハッとして、一瞬の沈黙。そこに流れる、『守ってあげたい』のエンディング曲。この取り合わせは最高にスバラシイ。この瞬間、私はいつも涙を流します。                                  (yahooブログにて同文寄稿)





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Last updated  2009.09.02 01:30:27
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