ポルトガル!
3月の旅のネタも尽きその前の旅行に戻ります。12月にツアーで一人参加で行ったポルトガル編。この旅は基本はツアーになっていたのでちょーらくちん。自由行動も多かったから私にはぴったりの旅。ポルトガルへの直行便は無いので今回はロンドンのヒースロー空港でトランジット。ロンドンは訪れたことが無いのにヒースロー空港は3回目。一度は空港から出てみたいと思いつつ今回もスルー。この旅の足はブリティッシュエアウェイズ。マイレージオタクで年一回、無料航空券での旅を楽しみにしている私は団体包括料金(ITチケット)だとマイルが付かない航空会社はちょっと嫌い。どうせ貨物扱いの万年エコノミー偉そうな事は言えないんだけど(笑)ポルトガルでやはり一番思い出に残っているのが一日自由時間だった時に小旅行したエヴォラかな。エヴォラへの道は大変だったんです・・・。毎度お馴染地球の迷い方・・・(地球の歩き方)に泣かされました。リスボンで滞在していたホテルローマ(ローマ通りにあるから)から最寄の地下鉄の駅にローマ駅からカラべラ線に乗りカンポグランデ駅でジラッソル線に乗り換えサルダーニャ駅に到着!そこにあるバスターミナル、アルコ・ド・セゴ・バスターミナルから長距離バスに乗れば2時間弱で無事にエヴォラへ行ける筈がアルコ・ド・セゴ・バスターミナルになんとか着いたもののやけに閑散としていて・・・。なにかおかしいと思い人に聞きたくても人っ子一人いない・・・。リスボンいち大きなバスターミナルなはず。これは絶対におかしい・・・。もう一度駅に戻って歩いている人に「Excuse me」と声を掛けるも英語が話せない人が多くてみんな困り顔。私も話せないけどさ~。それじゃ!と事前に調べておいたポルトガル語を!とアンチョコを見ながら「Queria ir para a Evora!」(ケリア イル パラ ア エヴォラ!)((エヴォラに行きたいのですが))と聞くと・・・。もう聡明な皆様はお気づきだと思いますが私は本当におバカさん。流暢なポルトガル語で答えが返ってきて私が理解出来ない~。(笑)そんな中30分位いろいろな人に聞いてみても本当に私の片言の英語ですら理解してもらえない・・・。半分諦めモードになった頃大学生らしきかわいこちゃん3人組が向こうから歩いてくる!これはもしや!と「Excuse me・・・」と言うと二人は「English no・・・」と慌ててる様子。ところが1人の女の子が「a little understanding」と!やった!もう彼女が天使に見えました。早速「How can I get to Evora?」すると!なんとアルコ・ド・セゴ・バスターミナルは工事中でエヴォラに行く為にはバスターミナルが変わったとのこと。新しいバスターミナルは地下鉄に乗ってガイボッタ線のジャルディン・ズロジコという駅前から出ていることが判明!ありがとう!天使ちゃん!半分エヴォラに行く事を諦めていたのもありすっごくうれしくて丁寧に何度も何度もジャパニーズスタイルでぺこぺこしながら「Obrigada!(女性言葉のありがとう)」と言うと彼女も「Have a good fun!」と。これが旅の醍醐味だな~としみじみ。まさに一期一会!天使ちゃんのお陰で予定より1時間遅れで新しいバスターミナルに到着!切符売り場でチケットを買うと次のバスは1時間後とのこと。自由時間は残り1日だけだったので次の日は朝から日本に向けて帰る予定。何が何でもエヴォラからリスボンに今日中に帰らなければいけないので念には念を入れて帰りのバスの時間を聞くと時刻表をくれて一安心。バスターミナルの付近を1時間フラフラしていざバスに乗り込み2時間弱の小旅行!朝のホテルの朝食で作っておいたサンドイッチにパクつきながらバスターミナルで買った冷えたコーラを飲んでしばし車窓を楽しみつつ隣に座ったドイツからのバックパッカーの男の子と片言英語で会話を楽しみ無事にエヴォラに到着!エヴォラという街は私の大好きな世界遺産に街ごと登録されている歴史ある街。中でもこれだけは見たい!と思っていたのがサン・フランシスコ教会の人骨堂!5000体の人骨で壁や柱がぎっしりと埋め尽くされているのです。実はフランシスコ派の修道士達が黙想する為に作られたそう。早速人骨堂に向かう途中向こうから見覚えのある面々が・・・。そうです!同じツアーでいらしていてオプショナルツアーでエヴォラに来ていたみなさん(10人!)と添乗員さんでした。「えっっ!なんであなたがこんなところにいるの!」と驚かれてしまい「自力で来ました」と言うと「若い子はいいわね~」とか「あなた夜も1人でお買い物とか行っちゃってるからここまで来るのも問題無いのね」などなどいえいえ。問題山積みでやっとここまで来れたのよ(笑)と思いながら別れを告げ人骨堂に入るとなんと!他に観光客も居らず嫌な事に貸切・・・。不気味な上に一人ぼっち・・・。じっと5000体の人骨を見ていると不思議な感覚につつまれました。その後エヴォラの街をいろいろ散策してバスターミナルに戻るとまだ次のバスまで30分あったのでカフェでコーヒーとポルトガルが発祥のエッグタルト、パステイス・デ・ナタを3つも注文してみごと完食!バスに乗り込むとガラガラでついつい疲れでウトウト。目が覚めるとなにやら高速が渋滞している様子。リスボンに戻ったら大好きなヴィトンのお店に行く予定が(笑)閉店が7時なのに間に合うのかしら・・・。その答えは残念・・・。バスターミナルに着いたのが午後7時。さようならヴィトンさん。ポルトガルは本店のフランスよりも安いのでぜひぜひ行きたかったのに!買い物心が満たされなかった私はその足で深夜0時までやっているリスボン最大のショッピングセンターコロンボ・ショッピングセンターに向かいました。スペインのブランドZARAやMANGOが日本の半額以下で買えるのでいろいろ買い込み(笑)さて帰ろうかと思うとなんと!私の大大大好きなPIMKIEがあるではありませんか!このPIMKIEというお店は多分フランスのショップなんですがオシャレでちょいセクシーなかわいい服がいっぱいで安い!値段はパリと同じですが基本が安いのでここぞとばかりに大量に買い込み店員さんもびっくりしていました。だって~PIMKIEは日本に入ってきていないんだもん!荷物があまりにも増えてしまって帰りはタクシーにする事に時間も11時過ぎてたし小腹が空いてしまいタクシーに乗り込む前にフードコートにケンタッキーを発見!何かサンドイッチでも買って帰ろうと大荷物でカウンターに行くと店員さんがニコニコしながら「ボア・ノイテ!」(こんばんは)「Do you have an English menu?」と聞くと???な顔・・・。うそ~ここでも英語がダメなの?としょげていると隣のカップルの彼が得意げに英語らしき言葉で話しかけてくれるも全然聞き取れない・・・ここにも巻き舌大先生が!私の発音もひどいらしくなんとかサンドイッチ!という言葉がわかってもらえてその彼が店員さんに言ってくれて無事にフィレサンドらしきものとポテトとコーラを購入!ここでも一期一会!ありがとう!ポルトガルの人々はいい人だ!ジェスチャーで持って帰る?と言っているので「To go please!」と私もジェスチャー。ペーパーやらケチャップを大量に袋に入れてくれて最後に店員さんが私に手渡す時なにやら必死に考えてる・・・。なんだろう・・・。すると彼女の口から「ドウモアリガトウ!」と!!!一瞬頭がパニックに!あれれ?私ポルトガル語がネイティブになっちゃった?今ありがとうって頭に響いたぞ!ぽかんとしていると再び彼女が「ドウモアリガトウ!」ありゃ!日本語だ・・・んっ?なんで英語は話せないのに日本語知ってるの!私もあわてて「どうもありがとう」なんだか日本語が誇らしく思えた瞬間でした。