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カテゴリ:FUROSHIKI* LIFE
先週行なった風呂敷教室でのことです。
受講して下さった方のお一人に高齢の方がいらっしゃいました。 多分80才は過ぎていると思います。 この日はディサービスがないので、50代位の娘さんに手を引いてもらいながら来て下さいました。 私の用意した風呂敷を見て「コレは何ですか?何するんですか?」とおっしゃるので「風呂敷です、これから包み方をやるんですよ」と言うと「へーきれいですねー!」 しばらくするまた「コレは何ですか?」と聞いてきました。 そんな会話が何度かあり、はじめは少々不安でしたが、包み方の講座が始まると、私の言った通りに、しかもとても上手に包んでくださいました。 私が「机の上に風呂敷の裏を上に向けておいて下さい」と言うと、「ハイハイ裏を上ですね」 「手前と向こう側の角を持って結んでください」と言うと「ハイハイこうですね」と言いながらやって下さいます。 そのうち娘さんから「もーうるさい、静にして!」と怒られてしまいましたが、私としては言ったことに返事をして下さるのはうれしいことなのです。 何の反応もなく、もくもくと作業だけされてしまうと、わかっていただけているのかどうか、こちらとしても不安なのです。 まるで合いの手を入れてもらっているみたいでちょっとおかしくもありました。。 そんな明るく元気なお婆さんでしたが、帰りぎわに手編みのアクリルたわしをくださいました。 いろいろな色のアクリルたわしをたくさん持っていて、参加してくれた方皆さんに差し上げていました。 私はブルーを2枚もらいました。 「コレでコップを洗うとピカピカになるんですよ、洗剤もいらないし、アクリルだから縮まないし」とおっしゃいました。 お礼を言うと嬉しそうにして「私にはもうこんなことくらいしか出来ないんですよ」といいました。 とっても明るいお婆さんでしたが、この一言でなんだかジーンと胸が熱くなりました。 この日一番印象に残った出来事でした。 アクリルたわし大切に使わせていただきます。 いつまでもお元気でいてください。 人気blog ランキングへ ブログランキングに参加しています。ワンクリック、 よろしくお願いします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/25 07:07:26 PM
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