2005/02/13(日)10:26
友人の三回忌
昨日は自殺した友人の三回忌があって、ご遺族、恩師の方々と、計7人で一緒に墓参りをした後、同じ食卓を囲んだ。昨年の一周忌はみんな、彼女の思い出を語り合ううちにぼろぼろと涙をこぼしたものだったが、今回は、彼女の話題になっても笑顔で終わった。時が最大の薬とはよく言い当てたと思う。法要が3回忌まで続いた後、7回忌まで時間が空いている意味が何となく、わかった気がする。
彼女の甥の、2歳の男の子も一緒に来ていたのだが、2歳とは思えない繊細な表情を顔に浮かべのに、胸をつかれた。はにかむような、淡くやさしい笑み。おなかいっぱいで、食べ物を皿に残していても、おじいちゃんが「食べなさい」とパンを手渡すと快く受け取って一口かじる。自殺した友人は、生まれたばかりの彼を一度、抱いたことがあるという。その3ヵ月後、彼女は命を絶った。「あの子は、娘の小さい頃に似ているので、将来を期待しているんですよ」と、友人のお父さんが話すのを聞いて、複雑な心境に陥った。自分の祖母と伯母が自殺したことが将来、この子に暗い影を落とすことにならないよう、強く、祈った。
不思議なことに、ここ2,3日、過去にお世話になった方々から突然、電話が掛かってきたりメールが届いたりすることが相次いでいる。皆さん、懐かしい方々ばかりで、久しぶりに交流できたのがとても嬉しい。彼女が呼び寄せてくれたのかもしれない。
最近、するべきことが山積みになっているにもかかわらず、どうも気が乗らなくて、ぼーっとした日々を過ごしている。昨日は、久しぶりに飲んだワインが効きすぎて、午後6時過ぎから寝込んでしまった。風邪を引くような嫌な予感があったけれど、ぐっすりと眠れたお蔭で今は爽快な気分。気持ちを切り替えて、やるべきことをきちんと、片付けていこう。