やりたいことをやっている人と。
会社の仕事で、複数の外部デザイナーさんたちとのお付き合いがある。とくに親しい人はみんなお子さんを持つSOHOママばかりなのだが、フリーランスで在宅という共通点以外、仕事スタイルはそれぞれだ。毎週○曜定休と決め、仕事道具のマック一式を実家に置いていて、赤ちゃんを連れてそこへ通っている人。短期集中型で、納期前にはたいてい徹夜仕事で完璧に仕上げてくる人。売れっ子で仕事がパンパンに入っているのに、急な依頼にも対応してくれ、土日も働くスタンスの人などなど。それぞれお付き合いが何年にもなるけれど、子どもを生んでからのワークスタイルにもいろいろあっていいなあと教えてくれる人たちだ。働き方がこうでなくてはいけないということはないし、心境や状況の変化に伴って、ワークスタイルは変わっていくのが自然だと思う。働き方や仕事についてどんなポリシーを持つのも自由。でも一緒に何かするときに気持ちがいいのは、好きなことを思い切りやっている人だ。やりたい仕事をしている人が手がける仕事は、そうでない人と比べるとやっぱりすばらしいし、コラボレーションさせていただいても、必ずいいものができる。だから仕事でもプライベートでも、できれば自分のやりたいことをやっている人とお付き合いしたいなあ。例え自分自身の天職とはまったく分野の違う人のように見えても、やりたいことを楽しんでやっている人間同士は、必ずいい接点を持つことができると思う。一緒に仕事をするような間柄でなくても、会話をしたり、食事をしたり、手紙のやりとりをするような付き合いでさえ、互いに喜びを共有しあえる関係になれるものだ。だから可能なら、まわりのすべての人たちが、それぞれやりたいことを楽しんでいてくれるといいな。やりたいことを楽しむために、私たちがお手伝いできることがあればなおいいし。それが「発芽*カフェ」のコンセプトにも通じる、発芽*サポートなのかも知れない。自分の天職探しはもちろん大切だけれど、まわりの人の発芽*サポートだって私自身の喜びに直結している。最近とみにとみにそう思うのでR。