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レイキなエッセイスト矢尾こと葉がお届けする愛と笑いのメッセージ。【日記カフェ**ホトケとわたし**】

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2015/05/14
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●長老クレイグとバレルハウス(フィンドホーン滞在記)

 


こと葉です。


フィンドホーンでは、そこを訪れたゲストは、さまざまなプログラムに参加することができます。

テーマはたとえば、

パーマカルチャー(農業)、スピリチュアリティ向上、エコ・ヴィレッジ、

ダンス、歌、トランスフォーメーションゲーム、アイオナリトリート(スコットランドの聖地)、

LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの略)などなど。

ワークショップや講演会、トレーニングコースなどもあります。


そして、訪れるゲストを迎えてくれるのは、フィンドホーンの住人達です。

 

私が体験したプログラムでは、

「日本語体験週間」と「スピリチュアル・プラクティス」の2つとも

フォーカライザーと呼ばれる立場で、フィンドホーン在住の人がついてくれていました。

彼らはその期間、体験者と同じ施設もしくはすぐ近くに泊まり込むことになっているそうで、

現地での相談役のようなものでもあります。

 

フィンドホーンの2大拠点の内、

「パーク」には約300人の人がいて、そのうち100人くらいがフィンドホーン財団の関係者。

 

パーク内には、さまざまなエリアがあり、さながらエコ住宅の展示場です。

立派な持ち家を持っている人もいますし、借りている人も大勢います。

トレーラーやコンテナを使った家や店、たくさんのB&Bなどがありました。

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私が最初にパークを訪れた印象としては、

海に面した砂地を少しずつ開墾してつくられた広いキャンプサイトに

人が住み着いて、植樹し、だんだんと村のような場所になっていったところという感じでした。

 

また、宿泊兼研修施設として機能しているクルーニーヒル(元ホテル)にも、

パークほどではありませんがたくさんの人が住んでいます。

クルーニーヒルの住人達は自分たちをファミリーと呼んでいて、

ファミリーだけが踏み入れられるエリアも数は多くないものの存在していました。

眺めのよい部屋の多くはゲスト用の宿泊部屋として使用されています。

 

同じフィンドホーン財団の保有物でありつつ、

パークとクルーニーヒルは、経営は別なのだそうです。

 

世界中から人が訪れるフィンドホーンですが、

いきなり長期滞在をしたり、専門的なプログラムに参加したりすることはできません。

多くの方が、「体験週間(エクスペリエンスウィーク)」という1週間のプログラムに参加し、

そこを入り口にフィンドホーンの世界へ入っていきます。

 

 

私たち夫婦の場合は、日本人の通訳が付く「日本語体験週間」に参加しました。

フォーカライザーはおふたり。

クレイグという白髪の男性と、ジュディスというチャーミングな笑顔の女性です。

 

 

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クレイグは、フィンドホーンでは有名人で、ごく初期からのメンバーで、長老です。

74歳だとおっしゃっていましたが、すごく色気があって、カッコいいのに驚きました。

フィンドホーンの歩みをずっと見てきた実践者であり、

絵を描き陶芸もするアーティストで、儀式のときはシャーマンの顔になります。

同時に少年のようにキラキラした瞳をしていて、愛らしいおじいちゃんなのです。

 

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毎週のように開かれているインターナショナルのエクスペリエンスウィークでは、

クレイグがフォーカライザーを務めることは少なくなっているようで、

ほかの参加者にそのことをうらやましがられました。

いわばフィンドホーンの生き証人のような人なのでしょうね。

短い期間でしたが実際に接してみて、フィンドホーンの精神のようなものを彼から感じました。

 

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アースロッジといって、洞穴のようなサンクチュアリの中でたき火をし、

楽器を演奏しながら地球と一つになっていく、そんな儀式もクレイグの主導で体験することができました。

 

 


フィンドホーン・リバーへの遠足も、彼が自然についての説明を加えながら、

引率してくれました。まさにかの地の自然と共生してきたお手本のような人でした。

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クレイグは、パーク内に、

世界的にも有名になったバレルハウスを実際に自分で建てて、今もその家に住んでいます。

 

 


バレルハウスとは、ウイスキー樽を使って建てられた円形の家で、

エコハウスの一例として、その界隈の人にはよく知られています。

クレイグが実際に今も二人の娘さんと一緒に住んでいるバレルハウスに、

体験週間の間だけで3度もお邪魔しました。

 

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家の中を自由に探検していいよ、というおおらかさだったので、

ベッドルームからトイレからアトリエまですべて見せてもらいましたが、

本当にワクワクする建物でした。

家の中に高低差がたくさんあって、

階段の上には広いアトリエ(陶芸もする)があって、

ロフトもあって、

基地のような迷路のような、

小さな男の子ならワクワクすること間違いなしのつくりなのです。

 

 

すばらしいなあと感じたのは、

どこを見ても愛想のない直線はなく、有機的で、手が入っていて、愛情がこもっているのです。

元奥さんがブラジル人だったからと、ブラジルの民族楽器が壁に飾られていたり、

彼が焼いた陶器の「グリーンマン」(ネイチャースピリット)の壁掛けがあったりして、

オシャレと言うかすごくムードがあります。

お皿やマグカップなどの食器も彼のお手製です。

ダイナミックで力強く、でもどこか繊細さを感じる作風。

 

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広いガラス張りのアトリエは、暖房器具なしであたたかさが保てるように設計されています。

スコットランドはとても寒いところだったので、これには本当に驚きました。

 

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家の周りのガーデンもステキなのです。

ニワトリを飼っていて、ニワトリたちが自由に歩き回る庭で、

ハーブ(野草)や野菜を育て、

リンゴなど実のなる樹木がたくさんある、本当に自然そのもののようなガーデンでした。

そこを彼はほとんど一人で見ているようです。

雑草という観念はあまりないらしく、

食べられる野草やどのようにニワトリや野鳥や野生動物と共生するかについての説明を受けながら

野草を一緒に摘んで、料理(パコダ)を作りましたが、

あっという間にできてとてもおいしかったです。

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砂地であるフィンドホーンで

ガーデン(菜園)をつくってきた人ならではの知恵なのでしょう、

土づくりについてもあれこれと教えてくれました。

私には未経験の農業のことはちんぷんかんぷんでしたが、

ご一緒した参加者さんの中には、日本でエコヴィレッジをつくりたいという夢を持っている人もいたので、

目をキラキラさせてその説明に聞き入っていました。

 

 

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庭には池もあり、チベット仏教に出会ってブディストとなった彼らしく、

池の中にブッダの像も佇んでいました。

空き瓶でひとすくいするだけで、かえるの卵やおたまじゃくしがうようよいるような元気な池でした。

 

オーストラリア人のクレイグは、

長年の付き合いのある人に言わせると若いころとても美しかったそうで、

家に女性がおしかけてくるほどだったのだそうです。

ではモテモテでよかったかというと、

男性からのいじめにあうなどして、本人としては生きづらい面があったのだとか。

チベット仏教に出会い、たましいの安息が得られたようです。

 


東洋の世界観や精神性にはとても親しみを感じる、

東洋人であった過去生もあると思う、

だけれども今回の自分の人生は西洋人として生きることが課題なのだと話してくれました。

 

 

ワインだってウイスキーだって自分でつくってしまうし、

アーティストとしての表現や感性もすばらしいし、

自然についての叡智を豊富に持っている。

クレイグは私にとってはなんでもできる頼りになる長老という感じでしたが、

人には本当にそれぞれの歩みがあるのだなと教えられます。

これまでの歩みや過去を率直に分かち合ってくれる姿に大きな尊敬の念を持ちました。


ちなみにクレイグは、『フィンドホーンの魔法』という本の中でも登場していますよ♪

ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。

 

こと葉







最終更新日  2015/05/15 03:41:10 AM
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