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●さをり織8作目は広島の母のプレゼントに♪ こと葉です。 みそかの夜、いかがお過ごしでしょうか?? 暴走気味の織りバナ、続きです。 私の場合、これを書いておかないと、すっきり年が越せません~。 一体どのくらいの人が楽しんでくださるのか未知数ですが、 よろしればお付き合いくださいね♪ 大阪和泉市にあるさをりの森。 織り機がたくさんあって、少人数なら予約なしで織りの体験が可能です。 毛糸も約3000種類と豊富! この季節に人気のウール、 綿のほか、カシミア、リネン、シルク、化繊の糸と、 いろいろなタイプの糸があり、織り放題です。 壁にずらりと並んだ糸棚がなにしろカラフルなので、 色が好きな人なら見ているだけでうれしくなるかもしれません。 11月のさをり織初体験で織りの楽しさにはまり、 初日に2枚を織りました。 その日が終わるころには、次はあの人に織ってあげたい! あの人にもプレゼントしたい!と気持ちが膨らむ膨らむ。 さをり織のスタッフさんたちが手織りの味を大切にしているからでしょう。 織りが上手でなくても慣れていなくても、 「まぁいいか!」「人にあげたい!」と思えるのはありがたいことだと思います。 首が何本もあるわけではないので(笑)、 自分の使うものは数枚あれば十分。 何枚も首巻が必要ということはありません。 5作目の作品名「情熱」を夫のひろあきに。 6作目の作品名「姥桜」を今年お世話になったEさんにプレゼントし、 そして、8作目は広島の実母のために織ることにしました。 誕生日が近いというのが一番の理由です。 母に手作りのものをプレゼントするなんて、何年ぶりだろう! それこそ多分母が大分の病院に入院していた年以来です。 30年ぶりくらい?! とはいえ、その目的のためには、少しばかり世の中の観察が必要です。 なにしろ、マフラーやショールをつくった経験なんて、 小学生のときにマフラーを編んで以来皆無。 いざ作ろうとなると、途端にわからないことだらけです。 首の巻きものとは、 果たしてどんな長さ、どんな形、どんな素材、どんなデザインのものがあって、 どう使いやすいの?! そこで国立の街を歩くときも都心に出たときも、 こんなに観察したことないよねっていうくらい、人の首元をチェックしました。 すると、結構いろんなバリエーションに富んだ巻き物の世界があるのですね。 全然知りませんでした。 私はマフラーは実は苦手。不器用なため、上手に結べないのです。 代わりと言ってはなんですが、 数年前から流行り始めたスヌードの形は好きです。 帯状よりも輪っかになっている方が、すっぽりかぶるだけで手軽だし、 実は自分で織ったマフラーたちも、 同じ毛糸で作った同色のゴムを使って房を縛り、 輪っかにしてスヌードにしていたりします。^^ それで、世間の首巻チェックの結果、気が付いたことがありました。 さをり織の創始者・城みさをさんの言葉に、 「機械織りのまねをしない」というものがあります。 壁掛けのカレンダーに書いてあるその言葉を見たときはあまり意味がわかりませんでしたが、 いざその目で眺めてみると、街で見かけるマフラーやショールのほとんどが、 機械織りと思しき均整の取れた形、揃った目のものばかりです。 手織りのいびつさや味わいのあるものって、 なくはないけれど、圧倒的に少ない。 だからなんだ。 身の回りにあふれる機械織りの製品に慣れているから、 勝手にそれに似せたものがよいと思い、 つくろうとしてしまうんだって。 自分も例外ではなく、そうなんだって。 もちろん、揃っていることや統一感があることの心地よさはあります。 整然とした美や、均整の取れた美ってありますよね。 でも、機械織りのマネをするなら、手織りである意味はないというのももっとも。 あえて似せるつもりはなくても、 見たことのあるものを知らないうちに手本に、 目指すよきもののよすがにしてしまうんだ、人って。 このことに気づいたときに、結構衝撃がありました。 たとえばマフラーやショールに付いている房は、すべて同じくらいの太さがよくて、同じくらいの長さがよいなんて、誰が決めたことなんだろう? 決して強制されていないのに、 そういうものがよいと思い込んでしまっている。 そんなことが、多分、気が付いていないだけでいっぱいある。 人生はそんなことだらけの可能性が高い。 人は、口に慣れた味をおいしいと思うらしい。 それと同じことですね。 親子関係もそうで、だから子はいつのまにか親のまねをするし、してしまう。 たとえば、機械が得意とする正確さを生きている人に求めすぎては、 多分みんな苦しくなってしまうでしょう。 毎日同じように、機械のように動くことや働くことなんて、 人間にはできるはずがない。 感情があるし、思考があるし、個性があって、気づきがあるんだから。 便利な産業機械に囲まれ、賢い家電に支えられて生活している現代だからこそ、 「機械の真似をしない」って意味深い言葉だなあと感心してしまいます。 じゃあ、どんなものが織れるんだろう? 織りたいんだろう? 実母には昨年の秋、ウールの短いマフラーをプレゼントしていました。 そして、それが軽くてとても重宝していると言ってくれていました。 長いものはうっとうしいし、 首が短いからか似合わないという本人からの自己申告もあったので、 では長さは短めで、軽いものをつくろうと決定。 色は実母の希望による、赤系かターコイズブルー系と決めました。 ヘアはショートカットで、パンツスタイルが多く、 私とはファッションの好みも体型も違う母なのです。 一緒なのはカジュアルなものが好きなところかな? 昨年秋のウールのミニマフラーは、 母と義母と私の三人分を色柄違いのお揃いで買っていたので、 自分のものをクローゼットから引っ張り出してチェックしました。 改めてみると、連続性のある美しい花柄が織られていました。 ウール100%でとても軽く薄くやわらかく、 適度に伸び縮みもし、申し分のない機械織りのマフラーです。 私が織るのは、これのマネじゃない、喜んでもらえるものにしよう。 私は策をめぐらせつつ機会を待ちました。 そして、初めての織り体験から約1カ月。 大阪のさをりの森にあって、東京のさをりの森で出合えなかったのが、 横幅20cmの縦糸があらかじめ整経された織り機でした。 よし、これで織ろう! これまで私は40cm幅と30cm幅の縦糸にトライしており、 20cmは経験がありませんでした。 経験がないからこそ、チャレンジしてみたい。 どんなものになるんだろう? そして、重要なのは横糸です。 全体の印象を決めるもの。 薄くて軽いものにしたいという希望があったので、 綿縦糸×カシミア横糸で織ってみることにしました。 代表でいらっしゃる研三さんから見本を見せてもらうと、 カシミア×カシミアほどではないけれど、 なかなかの柔らかさと軽さ。 うん、これならいいかもしれない。 織りの先輩も、「なかなかいいですよ、綿カシミアは!」と言ってくれました。 カシミアは、ウールよりも材料費がかかる素材ですが、 糸そのものが軽いため、 ふんわり軽く上手に織れば、費用も抑えることができます。 レッツチャレンジ!! どうやら糸をボビンに巻くときに混色したくなる癖があって、 3本取りなどで織ってしまって全体が重くなる…という失敗を繰り返していたので、 今回ばかりは「横糸はカシミア一本取り」と決め、 意気揚々とカシミアの糸棚を身に行きました。 利用者さんの人数が多い日は、 人気の糸は取り合い(早い者勝ち)のようにもなるのですが、 このときカシミアで織っている人はほかにあまりいなかったらしく、選び放題でした。 気兼ねなく選べてとてもラッキー。 ターコイズブルー系の糸は残念ながらまったくなかったのですが、 (はっ。もしかすると使っていらっしゃる方がいらしたのかもしれません! 今気が付きました) 赤系は充実していたので、赤メインで織ることに即決です。 そこからは一心不乱でした。 根の性格におおざっぱなところがあるので、 全体としてだいたい140cmくらいあればよいだろうくらいは決めていましたが、 ほかは超テキトーです。 直感、直感。 しかも刻々と閉店時間が迫っています。 織れる時間は2時間弱だったでしょうか。 織りながら、中島みゆきさんの名曲「糸」が頭をよぎります。 縦の糸はあなた、横の糸は私~。 このサビばかり(笑)。 黒綿縦糸に、カシミアの横糸を一本取りで織っていくと、 どんなに澄んだ色を横糸として選んでも、 黒が適度に表れて、落ち着いた深い色合いになります。 黒の縦糸と鮮やかな赤の横糸たちは、なかなかの相性と感じられました。 赤系にアクセントを入れるとしたら何色にします? と織りの先輩にも助言を仰いで、 グレー味のあるベージュを入れてみたり、 スタッフさんにお願いしてルーピングという技法を取り入れてみたり。 結構遊べたのもよかったです。 あとは、二艘式も試しました。 この「二艘式」というのは、私の勝手な命名で、 船みたいな形のシャトルを船に例えています。 通常なら一個だけシャトルを飛ばすところを、 二個のシャトルを連続で飛ばす…。 すると、横糸が一段ずつ色を変えていくので、 アップでよーく見ると面白いことになりました。 しかしながら手間がかかるわりには、 遠目に見たときの効果がそこそこだったため、 多分もうあまりしないと思いますが、やってみたかったので満足です。 おかげで均一過ぎない、 自分ではちょっとおもしろいと思える柄をつくることができました。 房は、帰宅後にねじって処理しました。 黒の縦糸だけだとややしぶいかなと思い、 赤やグレージュの糸を交ぜてみました。 おかげで軽快さやおもしろさは出ましたが、 全体的にはかわいらしさよりも男の子っぽさが勝ってしまったかもしれません。 もしかすると、母の性格のサッパリした感じが反映されているのかも。 そして、マツダスタジアムへ熱心に通う押しも押されぬカープ女子なので、 カープのチームカラーの赤色が効いていて、 よいのではないかと勝手に満足しています。 好きな色は赤、好きな動物は龍、好きなスポーツ選手はイチローくん、 という明快な母です。 気に入ってくれるといいな。 さて、あとは縮絨を待つのみです。 カシミアは縮絨後にかなり変身する素材なので、 どんなふうに変わるのかがとても楽しみ。 縮絨してみてすごくいい感じだったら、 また綿×カシミアで織ってみたいという野望もあります。 カシミア2本取りなら、かなり温かさは増すだろうなという予想もあり。 試してみたい欲は膨らむ一方です。 また、今回はカシミアの糸一本取りで織ったので、 いかにカシミアとはいえ薄く、 あたたかさはそこそこだと思うのですが、 母は基本的に暑がりな人なので、あえてそうしてみました。 ここまで読んで、まんまと織ってみたくなった方も、 何人かはいらっしゃるかも?! ちなみに、お気軽クラスの場合、 黒綿×カシミアの材料費は、グラム30円也。 カシミア×カシミアの場合は、通常グラム60円だそうです。 織りについて段階的に学ぶ織り人クラス(お月謝が必要)に入ると、 材料費はかなり下がるのだそうです。 どうしていけば、今後も織りを続けられるのか、 よく考える必要がありそうです。 私が! 私こそが! だってもっと織りたいんだもの――――!!!!! そういえば先日、 以前から織りのあるライフスタイルを楽しんでいる友人に会いに行きました。 作品はずっと昔から販売しているし、 織り教室の先生もしていたことがあるという織りのベテランさんです。 そこで、世の中にはいろんな織り機があるという話になり、 その中でも卓上の織り機があるよと。 金額も安いし、縦糸の整経も簡単だよと。 …大いに気になっています。 それに、 自分の織った布で、服をつくってみたいという野望も生まれています。 憧れのお仕立て♪ 織りの暴走列車が、2018年にどこへ向かっていくのか。 私自身にもわかりませんが、とにかく楽しむつもりです。 よろしければあなたさまも織り友になりませんか?^^ 激しい織りトークいたしましょう!^^ 愛と感謝を込めて。 矢尾こと葉 ★お問い合わせやお申込み、ご連絡は、 発芽*レイキアカデミーのホームページからどうぞよろしくお願いいたします♪ ★日程や開催時間等の確認は、 各集まりへのリンクが貼られている セミナー・イベントカレンダーからお願いします♪ ■発芽したい人のレイキセミナー(1日でレイキヒーラーに!) レイキヒーラーになるための「発芽したい人のレイキセミナー」は、東京ではこと葉担当で開催。 大阪では塩田美子&奥田みさよ講師ペア担当またはこと葉担当で行います。 日程リクエストによる開催も受付中ですので、本気でレイキヒーラーになりたい方はどうぞご相談くださいませ! 感じるレイキ練習会&体験会(レイキに自信&実感アップ!) ヒーラーになったばかりの方、自己ヒーリングができていなくてもまったく問題ありませんので、ぜひ復習やモチベーションアップのためにいらしてくださいね。 体験希望の方も大歓迎です。レイキに関心があって、身に付けたいなという気持ちのある方に来ていただけるとうれしいです。なおこの集まりは女性限定です。 レイキティーチャー研修(リクエスト受付) 発アカの認定レイキヒーラーさん対象。レイキティーチャーコースの受講条件を満たしていない方も、希望の場合はぜひご相談くださいね。 レイキヒーリングスキルアップ講座(リクエスト受付) 発アカの認定レイキヒーラーさん対象。テーマ別にレイキを楽しく使って目的を達成できます。インナーチャイルド、ご先祖ヒーリング、ガイドとの対話、願望実現などメニュー豊富です。 ■朱鳥京 特別個人セッション 詳細 申込 ※このセッションを東京で受けたい方は、日程をリクエストするという形で、上記のフォームを利用してご連絡くださいませ。 <近々の予定> ★1月25日(木)大阪 発芽したい人のレイキセミナー (大阪在住講師担当) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/07/23 11:14:44 PM
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