●美徳探しゲームが、ネガティブな体験の突破口になります！～「内なる美徳を呼び起こすワークショップ」への誘い♪～




こと葉です♪


もう一カ月も前のことになりますが、

ピョンチャンオリンピック。

みなさまはご覧になっていましたか？



私は、ちょうどインフルエンザで寝込んでいる最中だったので、

起きたときにぼんやりと競技の放送を見ることがありまして。

結果的に、アルベールビル五輪以来、

一番熱心に観戦（？）した冬季五輪になりました。




多くの選手がまぶしく輝いていた中で、

スピードスケートでメダルを獲得した、

小平奈緒選手の振る舞いや発言が、ひときわ鮮烈に美しく印象に残りました。

金メダル確定直後に見せた、

銀メダルを獲得した韓国の李相花選手への、抱擁やその後のインタビュー。

友情、思いやり、真摯さ、誠実さ、勤勉さ、識別力…。

たった一場面で、数多くの美徳の手本を見せてくれた気がします。




実は昨年の冬に、ほんの少しですが韓国に行っていたのです。

そこがピョンチャンに近い場所だったので、親近感がありました。

私にとっては、

大学の卒業旅行で学生の頃訪れて以来の韓国訪問でしたが、

当時とは違った気持ちでそこにいる自分がおもしろかったです。

思えば初海外が韓国でした！

そのときの自分はソウル観光に夢中で、

韓国女性たちのファッションやメイクが自分たちと違うのが、

とても印象に残っています。




二度目の来韓はというと、最初に飛び込んできたのが、軍隊です。

空港からほど近い場所に軍隊の演習場があって、

バスの車窓からものものしい軍用車両が動いているのが眺められたとき、

南北の境界線に近い場所ならではの緊張感を、そこから感じました。

ここは一触即発の戦争の危険が肌で感じられる場所なのだなと。

生で、軍用車両を見るのは初めてでした。





また、韓国の人たちの歌や踊りのショーを見る機会があり、

そこで出会った韓国の人や歌い手や躍り手さんたちからは、

南北統一への強い願いや、

北と南に別れてしまった同胞への強烈な思慕のような感情を感じました。




ああ、こんなにも、韓民族を愛しているんだ…。

ああ、こんなにも、家族を敬愛しているんだ…。

彼や彼女のパフォーマンスを見ていて、

とても心が揺さぶられました。

私の中にはなかったかもしれない、

ストレートな愛と尊敬の形がとても新鮮に映ったのだと思います。




ほんの数日間の滞在の中で、

韓国の人は、

情感を強く激しく表現することができる国民性なのだなあと、

我が国日本との違いをはっきり感じることができました。





支持するときは熱狂的に支持し、

糾弾するときはとことん糾弾する。





歴代の大統領が権力者であったときは栄華を極め、

退任すると糾弾されて非業の死を遂げたりする…。

そんな繰り返しが起こっているのも、韓国ならではのこと。




ピョンチャンオリンピックのときも同じ形が見えました。

自国の選手への応援は熱狂的である一方、

特定の選手に対しては、

その精神を追い詰め、身の危険を感じさせるほどの罵詈雑言を用いて、

ＳＮＳでの攻撃をしてしまうとか。




その激しさ、情熱。

名誉を重んじる風潮。

日本社会では、表現のされ方が違いますが、

でも人間ならだれでも持っているものですよね。





人間が誰しも持っている資質。

善なる資質。




それを、ヴァーチューズ・プロジェクトでは、「美徳（ヴァ―チュー）」と呼んで、

代表的な美徳が52個あると考えています。

どの国の人にも、国境や人種の境なく、みなが同じ資質を持っていると考えます。

ただ、どの美徳がどれほど発達しているか、育っているか、磨かれているかに、違いがある。

それが個々の個性でもあり、

人生の目的は美徳を育てることだと考えます。





たとえば、

私が韓国の人たちに個人的に感じた、

「愛」や「尊敬」、「情熱」や「名誉」の美徳。

これらも、善なる力です。




ですが、「過ぎたるは及ばざるが如し」のことわざの通り、

美徳であっても、度が過ぎてしまうと、まわりの人や本人にとって、

ネガティブな体験につながります。

「長所は短所」と同じことですね。





例ですが、自分の「名誉」を守ろうとするあまり、ウソをついてしまうとか…。

「情熱」が行き過ぎて激しい言葉で、相手を非難してしまうとか…。

私自身にもありました。

その行為によって、自分もまわりも困ってしまう経験でした。



ウソをついたときは「正直」や「勇気」の美徳が自分を助けてくれた。

激しい言葉を使った後は「思いやり」と「謙虚さ」の美徳が、

誤ることを後押ししてくれた気がします。





少し想像してみていただけますか？

国民という漠然とした大きな単位ではなく、

一人の人に置き換えてみたとき、

「情熱」や「名誉」の美徳が輝いていることはすばらしいこと。

健全に情熱的で、なおかつ名誉を大切にする人なら、

社会的に出世もできそうですね。




その上で、その人の「情熱」や「名誉」がやや行き過ぎていて、

あなたや本人がちょっと困っているのなら、

どうその人にアプローチしましょうか？




もしかすると、

「プライドばっかり高くて、こっちが困るんですけど！」

と非難したくなるかもしれません。

「そういう態度はやめてください！」と真っ向から否定したり、

バカにして、

相手に恥をかかせるような態度に出たり、するかもしれませんよね。




とってもありがちなことだけれど、

それで関係がうまくいくかというと…？！

ネガティブな体験が修正できるかというと…？！




残念ながらＮＯです！



むしろこじれたり、火に油を注ぐことにもなりかねません。





突出したところは、目立ちますが、それがいけないのではないのです。

それはもともとはよいところ。

「情熱」も「名誉」も悪いものではなく、行き過ぎたら困ったことになるだけ。

だから、「出た杭を打つ」ように過ぎた美徳をダメだダメだと叩くのではなくて、

ほかの美徳を伸ばして、美徳のバランスをとるようにするのが、ヴァーチューズの考え方。




つまり、このように考えます。




52の美徳の中で、

目の前の人に発揮してもらいたい美徳は何だろうか？




ゲームのようにそれを考えて、

その美徳を発揮してもらえるように、アプローチをしていきます。




たとえば「謙虚さ」「慎重さ」「思いやり」「理解」…。

ほかにもたくさんある52の美徳のうち、一体何の美徳を発揮してもらえば、

バランスがとれるのだろうか？




ネガティブな体験から、ポジティブな体験に変えられるのだろうか？




この美徳探しのプロセスで、

自分自身が相手の行為の何を受け入れがたいと感じているのか、

どんな良さを相手に発揮してもらいたいと願っているのか、

それらがはっきりとわかります。



実は、これがわからないから、イライラしていることって、多いのですよね。





…ああ、本当は私は、この人にこのようにしてもらいたかったのだ。

私にとって、この美徳がおきざりになっているが、耐えがたいことだったのだ…。




それがわかるだけでもすっきりと心が晴れ、

翌日から相手の見え方や態度が変わるという人も多いのです。




人の持つ善なる資質に、名前を付けて、

それをコミュニケーションの中で明確に取り扱えるようになるのが、

画期的とも言える、ヴァ―チューズ・プロジェクトのおもしろさ。




ご一緒に学んでみませんか？



大阪にて、今月3月24日25日に２日間のワークショップスタイルで、

学びと体験をすることができます。

ご予約絶賛受付中！！


「内なる美徳を呼び起こすワークショップ」
http://www.hatsuga-reiki.jp/article/13401993.html





東京では、5月以降の土日にリクエストをいただいていて、

現在調整中です。




苦手な人、理解しにくい人、難しい人、困った人…。

そういう相手の見え方が変わり、

対応の仕方に無数のバリエーションが生まれ、

そして苦手な人がいなくなり、

互いを尊重し、互いの美徳を伸ばしあう社会になる…。


まさに、できるところからの身近な世界平和の実践です。



楽しいですよ！　ぜひご一緒に２日間を過ごし、

ワクワク話し、時には涙し、

本音で語り、気づきをシェアしましょう。





愛と感謝を込めて。


矢尾こと葉