森生まさみ『恐竜な歯医者さん』
恐竜な歯医者さん最近森生まさみさんにはまってきました。最新刊です。既に書店に並んでたのに「4円安くなる」とこっちで買ってしまいます(笑)表題作『恐竜な歯医者さん』全3話(平成20年ララDX3, 5, 7月号)と『レンタル ラヴァー』(11月号)。甲乙つけがたいけど数時間でできたという『レンタル ラヴァー』好きだなぁ。この本は何故かハシラが異様に多いです。森生さんの作品はどこか無邪気で微笑ましい一方、切なさも際立っていたりと深いですよ。「ばか猿」「デコ猿」と呼ばれ続けていたちょっとおバカな虫歯体質の秀子と、自分で「イケメン」とか言ってしまう天敵歯科の従兄の開兄ちゃん。ああ、今日で平和な日常も終わりだぁ(笑)でも開兄がオレ様度恐竜級…なのは秀子の前でだけ。しかし歯科助手のお姉さんって何故か美人が多いような(笑)うちの近所のクリニックもわりと美人揃いだったような気がします。当時秀子が6歳、開兄が16歳、秀子にとってもトラウマだったけど「恐竜扱いされた少年」にとっても心の傷だった。そうそう、開兄をあの日を境に一方的に嫌っていたのは秀子の方だったんですね。"恐竜の脳みそ"だったのはどっち(笑)?五月祭、もう誤解はとけたのに開兄に素直に頼れない秀子。クラスメイトの徳也が虫歯ゼロの健康歯で面白くないのは歯科医として? それとも…?26歳になって10も年下の女子高生が恋愛対象になるかというのは普通は疑問だけど、この二人のケースは微妙に「幼馴染み」ですね。歳の差も、逆歳の差も、私は好きですよ。最終話第3話で一挙に展開。歯医者だから子供に怖がられる事はあっても「嫌われる」ことはなく、苦手でもないのですよ。秀子の子供あやし術は使えると言いながら、「きょうりゅう歯医者かっこいいよ!」と近所の小学生の人気者。巻末に描き下ろしの「恐竜な歯医者さん N・G~4年後~」が採録されてます。ティラノサウルスとモノワスレザウルスの共同経営の歯医者が微笑ましいね。関係ないけどポイント23倍というのがなんかスゴイ(笑)★最大ポイント23倍★11/6~11/10(9:59まで)詳しくはコチラ【ライオン】クリニカ ムシ歯プロ...というのは本当に虫歯を予防するのだろうか(笑)?数時間でできた話という『レンタル ラヴァー』は切ないです。独りのクリスマスにやってきた、貸・恋人(レンタル ラヴァー)のミホ。「ミホ」が「未帆」と耕太が思い出してしまったからもう帰らなくちゃと言う未帆。事故で死んだのは未帆の方だったのに、「生きてるのに死んでるのと同じ」だったのは耕太。「-耕太 死んだように生きるのなんか 生きてないのと同じなんだよ…?」自分に死なれ、抜け殻のようになってしまった恋人を放っておけない切なさに泣けます。森生さん、今月11月でデビュー20年だそうです。この辺も欲しい処透明ブックカバーはこのサイズ透明ブックカバー☆新書版用ブックカバー(5pack)☆透明ブックカバー☆新書版用ブックカバー(10pack)☆*中味は上と同じ物です(シール位置は反対側)新書サイズ透明ブックカバー3パック(30枚)セット《ミエミエ》【マクロミル】アンケート会員募集中!謝礼ポイント有漫画、マンガ、まんが、コミック~漫画感想~