cocoa 88

2018/01/02(火)06:39

お屠蘇

ここ何年か書いているのでもういいだろうと思っているのですが、昨年後半から新しい方がお寄りしていますので今年も書く事にします。 デパートや企業は4・5年前まで元旦正午から開店と明記してあるところが多かったのですが、1日正午とか元日正午からに変わってきました。 1月1日=元旦と思い込んでいたのを改めてきたのかと思います。 元旦の旦の _ は日の出を表わしているので広い意味でも午前中を意味します。 年賀状に元旦と書くのは元日ではバランス的に悪く、元旦と書いて旦が留め字になっているのでは?と推測します。 時系列的にも順番が逆になってしまうのですが奥さんが話してきたのですが昨年末、奥さんが働いているお店で派遣で来ている方が「お屠蘇って何ですか?」と奥さんに訊いてきたそうです。 上の画像のを奥さんの働いているお店では販売を。 いわゆるお屠蘇袋です。 奥さんは「お正月に飲むお酒」と答えたそうです。 派遣で働きに来ている方は30代後半から40代前半ぐらいの年齢の方との事。 お屠蘇は日本酒やみりんで生薬を漬け込んだ一種の薬草酒で、邪気を払い無病長寿を祈り心身共に改まろうという願いをこめてお正月に飲むお酒で正式には屠蘇散(とそさん)と言い、十種類近くの生薬を合わせたものでこの生薬を日本酒やみりんに浸して成分を抽出したものをお屠蘇という薬草酒になります。 屠蘇散はさきほどの画像のような袋に入っていることが多いです。 盃に注いで回し飲みにして最後に厄年の方が飲みます。 厄落としの役目も果たしています。 関東の一部では飲まないところもあるようなので、たぶん派遣の方はそれで知らなかったのかもしれませんね。 屠蘇散の中身は漢方に使われる生薬で代表的な生薬として防風(ぼうふう)・山椒(さんしょう)・肉桂(にっけい)・桔梗(ききょう)・白朮(びゃくじゅつ)・大黄(だいおう)・桂皮(けいひ)があります。 これらには胃腸を活発にし血行を良くして風邪を引きにくくする効果があり、普段より食べ過ぎ飲み過ぎになりやすい正月に食事とあわせて飲む事により健康に気を使うという意味合いも。 ちなみに奥さんは今日から仕事です。 画像はネットから借用しました。

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