2018/09/10(月)23:23
カラーテレビ放送記念日
1960年(昭和35)9月10日
NHK・日本テレビ・ラジオ東京テレビ・読売テレビ・朝日放送の5局がカラーテレビの本放送を開始しました。
*ラジオ東京テレビはTBSの前身で当時はKRテレビと略していました。
コールサインのJOKRからとってJOKR-TV。
現在はコールサインも変更してJORX-TV*
本放送に先駆けて同年4月5日から日本テレビで放送が始まったドラマ「快傑ハリマオ」では5話まで試験的にカラー放送を。
日本テレビからの要望によるカラー放送で、前例がないため5話まででした。
快傑ハリマオは翌年6月27日まで65回放送しました。
当時のカラーテレビは1台52万円だったため、本放送開始とともに普及したのは全国で1200台程度だったそうです。
当時の大卒男子の初任給が16115円だった事から一般家庭では手が出せる代物ではなかったというのが見いだせますね。
普及台数から先ほど書きました「快傑ハリマオ」のカラー試験放送はほとんどの方々がカラーでなく白黒放送で見ていたというのが読み取れますね。
その後、1964年(昭和39)の東京オリンピックを見るためにカラーテレビを購入する方が増えましたがまだまだ高価には変わりなく、1970年(昭和45)3月15日から開催された大阪万博を期に各メーカーがカラーテレビの普及に本格的に力を入れるようになりました。
それまではテレビ画面の主に右下に【カラー】とカラー放送を示す字幕スーパー的なものが表示されていました。
カラーテレビが白黒テレビの台数を上回ったのは1973年(昭和48)で、日本で再放送をのぞいて完全にカラー化になったのは1977年(昭和52)10月1日です。
これはNHK教育テレビ(現 Eテレ)の完全カラー化によるものです。
NHK総合テレビは1971年(昭和46)にカラー化。
画像はネットから借用しました。