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１５日に週刊少年チャンピオンが創刊５０周年を迎えました。

週刊少年チャンピオンは秋田書店が発行している週刊少年マンガ雑誌です。
１９６９年（昭和４４）７月１５日創刊。
創刊当初は隔週発行で、少年チャンピオンという誌名でした。

チャンピオンの創刊の基礎となったのは１４日のブログにもちらっと書きましたが、１９６６年（昭和４１）７月に刊行を始めたサンデーコミックスの売り上げが高かった事に影響しています。
秋田書店は当時、月刊マンガ雑誌の冒険王を発行していました。

１９７０年（昭和４５）６月２４日から週刊少年チャンピオンと改めて週刊化。

１９５９年（昭和３４）３月１７日創刊の
週刊少年サンデー（小学館）
週刊少年マガジン(講談社)
１９６３年（昭和３８）７月８日創刊の
週刊少年キング(少年画報社)
１９６８年（昭和４３）７月１１日創刊の
少年ジャンプ（集英社）
＊ジャンプは当初、隔週発行で週刊になったのは１９６９年（昭和４４）１０月から＊
に遅れての創刊だったので部数が伸び悩んでいました。
１９７２年（昭和４７）４月に壁村耐三氏が２代目編集長として就任し改革に乗り出しました。
壁村編集長は独特の嗅覚を持っていて水島新司先生の【ドカベン】

を柔道マンガから野球マンガにさせたり、手塚治虫先生の人気が下降してきた時に【ブラックジャック】

を描いてもらい人気を回復したというのが顕著な例です。
他にも鴨川つばめ先生の【マカロニほうれん荘】

石井いさみ先生の【７５０ライダー】（ナナハンライダー）

山上たつひこ先生の【がきデカ】

などヒット作を生み、部数も２００万部を突破しマンガ雑誌として発行部数がサンデー・マガジン・ジャンプを抜いてトップになりました。(当時)
また、他誌に先がけてグラビアにも力を入れていて山本リンダさんの狙いうちがヒットしていた際に歌っている壇上での山本リンダさんを表紙をめくってすぐのグラビアに採用したところその号はほぼ完売だったそうです。
＊狙いうちは１９７３年（昭和４８）２月２５日発売＊

秋田書店はこの年、社屋を現在地（千代田区飯田橋）に移転しました。
それまでは水道橋駅近くの千代田区神田三崎町（かんだみさきちょう）でした。
移転する少し前、国鉄中央線の車窓から
「あそこに見えるのが秋田書店だよ」
と父から教えてもらった事がありました。

１９８１年（昭和５６）に病気のため壁村氏は編集長を降りましたが１９８５年（昭和６０）に復帰し、１９８９年（平成元）まで務めました。
現在の編集長は１０代目。

週刊少年チャンピオンは毎週木曜日発行です。

画像はネットから借用しました。