3冊目の“いますぐやめなさい。”シリーズが発売になる。岡崎かつひろさんの著書だが、第1作は『自分を安売りするのは』、第2作は『言いなりの人生は』。そして第3作は『憂鬱な毎日は“いますぐ”やめなさい。』だ。
私たちはそう毎日、ニコニコしていられるわけではない。いろいろ苦しみ悩むことがあるものだ。とはいえ、月曜の朝から憂鬱な顔をしていたら、その1日だけでなく、その週全体が暗いものになってしまうのではないか?
では私たちは一体何をそんなに怖がっているのだろう? 人間関係?お金? 将来への漠然とした不安? 筆者の岡崎さんはこれらの不安や憂鬱を、最初からバカにしていないところがすばらしい。むしろ憂鬱になるのは当たり前で、それがあるからこそ次のステップに進むことができるのだ、といっている。たしかにその通りで、まったく憂鬱心をもっていなかったら、進歩はないだろう。
憂鬱は「期待と現実のギャップだ」と説いているところも明快だ。かりに一生懸命働いたのに収入がそれ以前とまったく変わらなかったら、当然憂鬱になる。むしろならない人のほうが怖い。このように1つひとつを考え処理していけば、憂鬱になったことが、次のステップに重要な役割を果たすことに気がつくだろう。
こうして毎日を過ごしていくと、そのうち不安が希望に変わってくる、というのだが、その通りではあるまいか? どうやったら不安を消せるか、どうやったらお金への恐怖が克服できるか――1つひとつ、1日1日が楽しくなっていく気がする。
まず小さくてもいいから毎日1つずつ目標をつくり、それを達成するといい、と筆者は書いているが、私も同感だ。筆者は自転車に乗っているとき、ゆっくり漕いでいると、フラフラするという。たしかにそうで、何によらず目標を立てるときは、できるだけスピーディに、早く完成させる気になるべきだ。
のんびり、ゆっくりやっているから、フラフラして目標が完成しないのだ。完成しなければ当然憂鬱になる。働き下手、人生下手な人は、何事も遅いのだ。もっと速く走ることを考えてみてはどうだろう。岡崎かつひろさんはまだ若いのに、会社を3社経営している。またこの著者には『会社の看板に頼らずに生き抜ける「自分」の作り方』というDVDもあるので、聴いてみてはどうか?
岡崎かつひろ 著 『憂鬱な毎日は“いますぐ”やめなさい。』
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